オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。
今日はフェレットの心臓の病気についてのお話です。
フェレットにも心臓病、意外と多いんですよ。
拡張型心筋症や僧帽弁閉鎖不全症(弁膜症)など…
例えば、下のレントゲン写真を見比べてください。
左が心臓病を発症する前、右が発症した後の胸部レントゲン写真の比較です。
左は心臓の形がきれいに見えるのに対し、右は肺の外側に水がたまって肺が押しつぶされています。(胸水貯留)
肺は十分に膨らむことができず、常に息苦しい状況となります。
フェレットの心臓病は、早期診断が大切!
フェレットの心臓病は、胸水がたまる程に悪くなってからでは、なかなかお薬の治療で良い状態まで改善することが難しく、早期の診断・治療がとても大切となります。
健康診断の血液検査と一緒に早めのレントゲン検査をお勧めします。
大人しい子では ↓ のような超音波(エコー)検査をすることも可能です。
ぜひ一度ご相談ください。