当院にお越しの肥満犬10歳のももちゃん♀です
他院からの紹介で、
40度の発熱で子宮蓄膿症だろうが手術をお願い
とのことでした
お越しでいきなり40.6度の熱
眼に力なく3日間食欲なく下痢
避妊していませんから、子宮の病気も考えられます
が、
発熱する病気は他のもあるため検査です
思い込みは危険
まずは白血球数、尿検査、胸部、腹部のレントゲン検査
・・・・・、
病気のデパート認定
命にかかわる病気から発表
①子宮蓄膿症
②重度気管虚脱
③軟口蓋過長症
④重度肥満
⑤タンパク尿
⑥胆石症
⑦甲状腺機能低下症
上位3位はすぐにでも危険な状態
下位4位はゆっくり危険な状態
危険度の説明後手術
パンパンの子宮
切開すると膿が流れる
お腹で破裂しなくてよかったよかった
回復を待ってゆっくり上記の病気にアタックかけましょう
みなさん避妊手術しましょうよー
From Oq
ココだけのお話し
去年の9月ごろ前の前の病院を受診していたそうです、
膣から水っぽいのが出たために
超音波検査では子宮が腫れているとのこと、
3日間の抗生剤を処方で様子見ましょうと
・・・・・
そのとき、手術をしていれば ①
そのとき、肝臓も超音波見ていれば ④⑥
そのとき、食餌指導していれば ②③④
そのとき、気管や、呼吸の仕方を見ていれば ②③
病気の悪化(①~⑥)はなかったかもしれません
このことを反面教師にして、仕事に生かします