さて、輸血も半分入りました
アルファキサンで麻酔、気管チューブ挿管し、ガス麻酔で手術開始
手術自体は20分ほど
麻酔覚醒まで10分ほどで気管チューブ抜管
立ちあがって、横座り確認
ふぅぅぅ~、ひと段落
ちょいちょい確認していましたが、1時間後に虚脱、意識混濁状態
舌の色:退色(灰色)⇒アナフィラキシーショック状態
自発呼吸と心拍数は安定しているが、意識なく虚脱
オーナーに面会してもらい今の状況説明と睾丸の説明
貧血は自己免疫疾患での貧血の可能性と、輸血のアナフィラキシーの可能性もあり、
やはり、エス%□#*ン中毒ではない可能性もあり
結果論ですがやはり、輸血しなければよかった・・・
術後なのに抗ショック剤:デキサメサゾン4mg/kg IV
しかもタンパク尿あるのにもかかわらず、デキサメサゾン4mg/kg IV
あとは待つのみ
3時間後、意識回復、起立可能、水を少々飲みだした
ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~よかったー(自分自身が虚脱)
既往症
僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症、肝内胆管結石、甲状腺機能低下症、蛋白尿
術前検査ではわかっていましたが、病気のオンパレード
あとはこの睾丸が良性か悪性か、エストロゲンを出す腫瘍か否かを病理診断を待ちましょう
教訓
貧血に、すぐ輸血は危険な場合もある
From Oq