前十字靱帯断裂

 5歳のプードルがジャンプして滑って転んでびっことのことで来院しました。ただのねん挫ではなさそうなので、即、麻酔沈静してレントゲンとドロワー検査(drawer sign)を行いました。ドロワーサイン(+)、レントゲンからも前十字靱帯断裂をおこしていました。次の日に手術です。

DSC05106白い大腿骨の滑車溝、金属の直上が切れた靭帯

DSC05107靭帯が切れています

 左右の種子骨にナイロン糸を合計8本で結んで靭帯の代わりとしました。

 このけがの原因はしつけの問題もちょこっとあります。まず興奮してジャンプや、抱っこの時、階段、ソファーのなどの上り下りなど、バランスを崩して斜めから落ちての靭帯断裂です。 

 普段からのしつけとして興奮させない事が全てのしつけの最重要課題です。

興奮⇒散歩⇒犬とのケンカ、リードがはずれて事故

興奮⇒食事⇒のどに詰まって窒息死

興奮⇒人にじゃれる⇒人が倒れてケガ

興奮⇒人にじゃれる⇒興奮⇒うなって咬む

帰宅⇒興奮⇒ジャンプ⇒靭帯断裂、骨折

帰宅⇒興奮⇒失禁⇒疲れて帰ってきてるのに玄関の掃除

 どうです?ほとんどがこのパターンの方ですよね。

 しつけをしっかりしていきましょう、水曜日のアドバイス会をご利用ください。

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