こんにちは😊
動物看護師の深町です(❁´◡`❁)
前回までは中毒症状が出るものを紹介していました。
前回までに紹介したもの以外にも中毒症状を引き起こすものは多くあります。
今回は物理的に消化器に影響を与えるものでよく聞くものをご紹介いたします。
\今日が最終回みたいだよー!/
目次
・チョコレート🐶(🐱)
・ネギ類🐶🐱
・キシリトール🐶
・ブドウ🐶
・ユリ🐱
・物理的に消化器に影響を与えるもの🐶🐱←今回はコレ!
◎物理的に消化器に影響を与えるもの◎
異物の形状や素材によっては消化管の通過障害等を引き起こします。
多くは嘔吐、食欲不振、腹痛などの症状が出ます。
・糸やひも状のもの
太いひもだけでなく細い糸やちぎられ紐状になったもの等も危険です。
紐状のものは塊になって詰まってしまうだけでなく、腸管を締め付けてしまい穴が開いたり、血行不良で壊死してしまうこともあり非常に危険です。
なかには誤飲したひも状のものが舌下に絡まっていることのあります。
おしりから食べてしまった紐状のものが出てくることがありますがどこで詰まっているかわからないので絶対に引っ張らないでください。
お尻から出た紐が何かに引っかかりそうな時はハサミ等で出てる部分だけ切ってください。
・先のとがったもの
小さな画鋲や料理等に使ったいいにおいのする竹串や骨などを誤飲することが多いです。
尖った部分が胃や腸に穴を開けたり、粘膜を傷つけたりします。
・消化されないものや大きな塊のもの
食道、胃、腸で通過障害を引き起こします。
この画像のようなネズミのおもちゃの誤飲は多いです。
おもちゃや布類だけでなく、梅干しの種などの小さなものでも動物の大きさによっては詰まってしまいます。
また、消化できるものであっても十分に咀嚼せずに飲み込んでしまうと食道に詰まってしまうこともあります。
いずれの場合においても消化器粘膜を傷つけたり、詰まりやねじれを引き起こし命を落とす危険性があります。
このようなものを食べてしまった可能性がある場合は出来るだけ早く受診しましょう。
体の大きさによっては何も影響がなく便として排出されることもあります。
便が出た際は中身に誤飲したものが混ざっていないかなどの確認をすることも大切です。
今回で食べちゃダメシリーズは最終回です。
これまでに上げたもの以外にも危険な物や中毒性のある物は多くあります。
素早い処置が大切なので少しでも怪しければ病院に相談・受診しましょう。
その際はいつ、何を、どのくらいの量食べ、現在どのような状態なのかを伝えることが重要です。
来院時は食べたものの破片や同じものを持ってきていただけると良いと思います。
\飼い主さんが僕らを守ってね♡/