8月も下旬ですが まだまだ暑いですね~~☀☀
海水浴🌊花火🎇野外ライブ🎤キャンプ🍉バーベキュー🍖etc…
楽しい催し物が目白押しの夏ですが
皆さん夏を楽しめましたか? 夏バテしていませんか?
夏の強い日差しと 暑さ が苦手な私は・・・
夏の開放的な賑わいとは無縁の夜行性動物と化し
夜な夜な涼しい映画館へレイトショー🌙を観に行く・・・
そんな感じの夏を過ごします 笑
そこで・・・
少し前に観た映画をひとつご紹介
(完全に趣味の世界の話です・・・興味のない方はスルーでお願いいたします m(_ _)m)
🎥「アタラント号」(原題「L’ATALANTE」 1934年/フランス)
KBCシネマで
上映できなかった映画をセレクトし
毎週火曜日の夜に1日1回限定で上映する企画
『ONE SHOT CINEMA』として上映された
85年前の作品(モノクロ映画)です
こんなに古い映画を映画館で観れるチャンスは
なかなか無いので 張り切って行ってきました =3=3=3
監督は ジャン・ヴィゴ 🎬
短編を含めてわずか4作品しか残せず 29歳の若さでこの世を去った
名だたる世界の映画作家達が敬愛する伝説的映画作家(だそうです)
オリジナルバージョンが 長い間失われていて
そのオリジナルに近いネガの発見により
製作会社が 当時の記録係や撮影監督達から 話を聞きながら
オリジナルに近い形の復元に 精魂傾けて取り組み
1990年に復元され 日本でも91年に劇場公開
2018年12月には4Kレストア版が劇場公開された・・・という経緯の作品(だそうです)
フランスの田舎町と都市を結ぶ艀船アタラント号🚤
船長のジャン ジャンと結婚したばかりのジュリエット
変わり者の老水夫『親爺』と少年水夫
そして沢山の猫ちゃん達🐾が 水上で織りなす日常が描かれています
ストーリーは 単純で可もなく不可もなく・・・といった感じでしょうか
ただ 変わり者の老水夫『親爺』と 猫ちゃん達🐾は
何とも言えずイイ味を出していました(=^・^=)
この映画の印象は・・・なんといっても「映像美」✨✨
モノクロでしか出せない雰囲気を しかと堪能できました
この時代に一体どうやって撮ったの?
と思いたくなるようなアングル
ユーモアがありクスッと笑えたかと思うと
白と黒のコントラストが織りなす
まるで写真集の1ページのような 詩的で美しいシーン
ノスタルジックで官能的なシーン etc…
特にラストの
運河を流れていくアタラント号をカメラが 俯瞰 で捉え
そこにまばゆいばかりの 光 が差し込んでくるシーンは
モノクロ故の なせる業でしょうか
今の時代のカラー映画では 到底表現することの出来ない
とてもとても 美しいシーンでした
瑞々しく 遠い昔に感じていた
忘れていたものを
思い出させてくれるような
そんな・・・得も言われぬ不思議な感じ
もう少し人生を重ねた後に また観てみたい・・・
そんな事を思った映画でした☆彡
皆さんも
カラー映画が当たり前な今 あえて
モノクロ映画鑑賞などいかがでしょう~(*^^*)
あ、ちなみに9/5(木)まで
中洲大洋劇場にて 朝10:00~1回のみの上映ですが
『ローマの休日』やってますよ~!!
素敵なモノクロームの世界に酔いしれてみませんか?
看護師 松島