生後5か月のT・プードル君、予防注射(8種混合ワクチン)にお越しです
身体一般検査をして、元気
体温ももちろんOK
注射しま~す
何事もなく、即終了
ワクチンアレルギーの説明に入ります
軽度は、じんましんや顔が腫れることがありますが、その時は元気なことが多いようです
また、触るとどこか痛いのか、キャンとなく、熱っぽい等の症状が出ることもあります
一番ひどいワクチンアレルギーは、注射後5分位でショック状態になり口の中が真っ白になり虚脱します
まるでぬいぐるみを抱いてるようにぐったり、ダラーンとなります
あまりそんな症状は出ませんが、ほっとくと亡くなることがありますので待合室で~15分はお待ちください
・・・・・、
ホントにアレルギー出てしまった
顔に覇気がない
口を開けますと
歯ぐきと舌が白い・・・・・ひどいアレルギーがでました
すぐさま緊急処置
デキサメサゾン抗ショック量をまず静脈注射
これで反応悪ければ静脈点滴でお預かりしなければ・・・
注射後20秒ほどで、
立ちあがり、良い顔になりました
すぐにオーナーのもとにお返しすると、しっぽ振って喜んで走っていました
4~5年振りでしょうか、ワクチンアレルギーのショックは
ワクチンでさえ、一瞬も油断できません
考察
①ワクチン投与は極力午前中に行い、一日自宅で観察できるような環境が望ましい
②前回のワクチンが大丈夫でも次に出ることもある
したっけ