という主訴ですが、尿ではありません
子宮からの出血をまず疑います
出血性膀胱炎なら、頻尿が症状です
しかし、この場合はありません
レントゲン検査で子宮の陰影確認
オーナーは手術の決断
やはり子宮は拡大しており、中には血液が溜まっています
このおかげで、PCVは23%という貧血状態
もちろん病理組織学的検査に提出し正体を探ります
うさぎは子宮ガンが多いので病理検査を怠ることはいけません
したっけ
結果が来ました
ウサギ2Y
子宮:子宮内膜における血管拡張(子宮内膜静脈瘤)
endometrial venous aneurysm
卵巣:著変認めず
摘出された子宮では、両側の子宮角において、子宮内腔における血管の拡張と出血が認められます。このような病変はウサギに特徴的な病変で、先天的な血管の異常と考えられており、臨床的には血尿や貧血が認められます。腫瘍性の病変は認められません。
静脈瘤って・・・良性ですからこれで完治です