血尿の♀、ウサギです
膀胱炎の必須症状の頻尿がありません
子宮からの可能性です
レントゲン検査実施すると、子宮の陰影が大きく、腸を圧迫しています
手術をお勧めして、数日後に実施
やはり、
子宮の3/4はがガチガチで硬くなって、1/4は液体を含んでいました
病理検査の結果、
病理組織診断
ウサギ5Y ♀S
卵巣・子宮
子宮:子宮腺癌 uterine adenocarcinoma
卵巣:著変認めず
子宮では両側の子宮角から体部にかけて、広範囲に腫瘍性の病変が形成されています。
腫瘍は子宮内膜の不整な管状から乳頭状の増殖から成り立っており、筋層内に浸潤しています。
これらの細胞には軽度から中程度の大小不同が認められます。
片側の子宮角では、液体の貯留による内腔の拡張が起こっており、子宮壁の一部は菲薄化しています。
両側の卵巣には、複数の卵胞の形成が認められます。
子宮では、両側の子宮角において、上皮性の腫瘍が形成されています。
子宮内膜腺由来の腺癌はウサギでは好発し、加齢とともにその発生率が増加します。
漿膜面に明らかな腫瘍細胞は認められませんが、腫瘍は筋層内に広範囲に浸潤しており、進行した病変が形成されています。
ということでした
悪性のガンです
高齢のウサギに多い病気です
血尿した高齢のウサギはまず子宮疾患を疑いましょう
この仔はその後、残念ですが亡くなってしまいました
したっけ
rabbit’s hematuria.
but it is not urine.
it is from uterine origin.