前庭疾患

 

人で言う、メニエール病に似た病気で(注意:同じ病気ではありません)、

 

中耳と内耳=前庭、ここの病気です

 

眼振と斜頚、ふらつきが主な症状で、

 

老齢や、外耳炎からの感染波及、耳道の腫瘍などが原因です

 

当院ではウサギと犬でよくお越しになりますが・・・

 

 

 

 

ふらついて立てないプレーリードッグ

眼振や斜頚もあり、典型的な前庭疾患です

 

 

 

プレーリードッグでは初めて見ました

 

恐らくウサギ同様の原因だと考えられますので、食餌の改善とともに抗生剤とステロイドの処方をしました

 

 

 

 

 

ここで専門的な知識

 

動物の脳・脊髄は重要な器官です

 

その部位には体はそう簡単に薬を到達させません、死に直結するから

脳に行くまでには体の関所があり、そこで薬をストップさせているんですね~

そのことを、血液脳関門といいます、通称BBB

 

いつもケガや皮膚病、下痢、膀胱炎などの抗生剤では頭には行かないんですね

 

前庭疾患はBBBを通過させる抗生剤の選択が重要!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

尻の周りには線虫がいました

 

 

 

 

 

 

 

vestibular disease

this case is a prairie dog.

saw it for the first time.