検査結果は、
14Y ♂C
脾臓:結節性過形成 nodular hyperplasia of spleen
摘出された脾臓では、複数の小型の境界明瞭な結節性の腫瘤が形成されています。病変内では、過形成性の大型のリンパ濾胞が形成されています。濾胞は多様性を示すリンパ球で構成されていますが、一部の濾胞では、小型のリンパ球が主体となっている部位が認められます。これらの細胞の異型性は軽度で、分裂像はほとんど認められません。
検索した脾臓では、小型の複数の濾胞構造が形成されています。結節性過形成の可能性が高いと考えられますが、高分化型のリンパ腫との鑑別が困難となっています。可能であれば、クローナリティー検査の追加をお勧めします。
要約すると、
脾臓は良性の結節性のシコリのようだが、念のためリンパ腫の検査をお勧めします
ということでした
もちろん念には念を入れて、リンパ腫検査/遺伝子検査をお願いしましたyo
その結果
14Y ♂C
犬リンパ球クロナリティ検査
■クロナリティあり
B細胞性のクロナリティが確認されました。
・・・・・B細胞性のリンパ腫、という診断がつきました
オーナーの判断が正しかったのです
手術してよかった、回復してよかった
またしても、この仔やオーナーから学ばせていただきましたyo
やはり日々勉強になり、一症例、一症例が勉強になります
さぁ、リンパ腫対策です
したっけ
histopathological examination is the lymphoma.
this surgery was correct.
and it was the owner’s correct decision.