昨日から食欲なく吐いている、ということでお越しです
毎月、ブロードラインのためお越しの常連さんです
その時から、マットをよく齧って遊んでいる、と言われていました
それが頭をよぎる・・・
血液検査とレントゲン検査、腹部超音波検査実施
吐く理由の肝腎膵炎は血液検査では正常
レントゲンと超音波検査では腸に異常が示唆され、バリウム造影検査にて空腸に異物あり
診断:空腸腸閉塞
手術開始です
ウレタン様のマットを発見し、摘出
取った瞬間から、それまで詰まっていた胃腸液がドドドっと流出
指示糸をかけて、縫合開始
手術のポイント
①腸切開は長軸に切ります
②しかし、縫合は短軸に
③こうすることで腸管の狭窄を予防するのです
④縫合終了後には腸管内に注射で点滴を入れて、漏れていないかの検査をします
ふむふむ、漏出はなし
⑤大網で切開部位をくるんで、万が一の漏出に備える
⑥胃腸液などが腹腔内に入ったかもしれませんから、腹腔洗浄
⑦閉腹で終了
翌日から嘔吐なく、フードを食べ始めました
⑧これで腸の離開はないなと思いながら一安心します
この⑧が最も大切ですyo
したっけ
be careful that dogs and cats eat but the foods.