尿膜管遺残症 / feline urachus

膀胱結石摘出後、その尿膜管を切除

 

尿膜管は胎生期のもので、膀胱と臍を体内でつなぐ管

 

 

 

その管が残って膀胱の変形をうみ、そこに尿が残るため膀胱炎になります

 

その診断はレントゲン検査や膀胱造影検査です⇒確認済み

 

つまり、今回は結石だけの治療では根本的な治療法ではないので、そこをも切除

 

 

膀胱結石と尿膜管遺残

 

 

 

切除した膀胱の一部は本当に遺残しているか否か

・・・、もちろん病理組織学的検査提出して、その結果は

 

 

 

 

尿膜管遺残 urachus remnant
採取された膀胱では、筋層内において嚢胞状の構造物が形成されています。内腔は移行上皮様の細胞により内張されています。これらの細胞は規則的に配列しており、明らかな悪性所見は認められません。嚢胞周囲には少数のリンパ球や形質細胞が浸潤しています。周囲の周囲の粘膜や筋層には明らかな病変は認められません。
検索した膀胱では、移行上皮により内張された管状の構造物が形成されています。内張りする細胞には明らかな悪性所見は認められず、尿膜管遺残と判断されます。検索した組織には炎症や腫瘍性の病変は認められません。

 

ちなみに膀胱結石の成分はシュウ酸カルシウム98%以上

⇒専用のフードを食べねば再発必至です

 

 

 

よし、とりあえずこれで膀胱問題は解決‼

 

抜糸時には、トイレ以外の粗相もなく吐き気も消えたそうです

 

 

あとは心臓を守ろう

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

chronic cystitis was cause by a bladder stone and urachus remnant.

especially, it is important for urachus remnant.