てんかんの薬について
①フェノバルビタール
1日2回~3回経口投与
副作用:肝酵素上昇(ALT ALKP GGT)、多食など
発作防止を考えると、そこまで副作用は危険ではありません
剤型は錠剤、粉剤、シロップ剤、注射があります
緊急で注射を打つ最初の薬です
患者さんの自己判断で1日1回にしたり1日おきに飲ませたりしている方も・・・
これでは効果は疑問ですが
②臭化カリウム
フェノバルビタールの投与量上限でも発作が出る場合に使用することがある粉剤です
すぐに水に溶ける飲ませやすい薬です
③ゾニサミド(写真では商品名コンセーブ錠)
1日2回経口投与
犬専用の抗てんかん薬です
フェノバルビタールより副作用が少ないという薬で、犬の発作の最近では第一選択薬です
フェノバールからこの薬に変えて発作がぶり返したという症例も稀にいます
④ジアゼパム(商品名セルシン)
錠剤やシロップ剤、注射薬があります
麻酔前投薬として頻繁に使用する薬ですが、てんかん重責発作の場合は静脈注射します
副作用は多食、作用時間は短いなど
しかし、この副作用を利用して、食欲不振の動物に投与し食べさせます
これらを組み合わせててんかん様発作を封じ込めます
これらの薬はあくまでもMRI検査まで行い、真性てんかんと診断を受けた動物の薬の紹介です
次回は緊急のてんかん様発作について
したっけ
epilepsy like seizure medication
these are all stars.