肢端のしこり / extremity mass

12才の大型犬で高齢犬

 

4か月前に膵炎で瀕死から復活した、生命力強い仔です

 

肢甲を舐めて、噛んでいるという主訴

 

 

舐めすぎて、潰瘍化しています

 

局所麻酔を注射し、摘出となりました

 

既往歴がある高齢犬に、全身麻酔は厳しい

 

 

切除後、病理組織学的検査へ

 

12Y ♀S 皮膚腫瘤/皮膚付属器母斑(過誤腫)adnexal nevus(hamartoma)
 摘出された手根部の組織では、乳頭状に隆起する結節性の病変が形成されています。病変部では膠原線維の増生が起こっており、毛包や過形成性の皮脂腺が不規則に配列しています。悪性所見を示す細胞は認められません。毛包は一部破裂し、多数の好中球やマクロファージの浸潤が認められます。
 検索した手根部の腫瘤は、一種の組織奇形と考えられる母斑と判断されます。特に、刺激の加わりやすい四肢や指端部に発生しやすい傾向があります。一部では二次的な炎症が加わっていますが、病変の境界は明瞭で摘出状態は良好です。非腫瘍性の病変であり、今回の摘出により予後は良好と考えられます。

 

 

良性でした

 

取り残しもなく、すべて解決!!

 

 

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

lump on extremity

resection with a local anesthsia

it is the benign.