15歳の心不全のワンちゃんです
他動物病院から2年前~心臓の薬を処方されており、去年は死にそうになったというワンちゃん
☎お尻の腫瘍から出血して止まらないので手術してもらえますか?、
かかりつけの病院は、この仔は心臓が悪すぎて手術はできませんと言われたので
⇒・・・、先ずは診せてください
っということでお越しです
確かに出血して、血だらけの腫瘍は大きさ1.5cm
心臓は左右から各心雑音 Ⅳ/Ⅵ:僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症
なかなか手強い敵です
しかし、出血が激しい
少々腫瘍を引っ張てみる
肛門からではなく、肛門下1.5㎝に位置している
オーナーとの話し合いで、局所麻酔で切除となりました
約20分で終了し、無事お帰りになりましたyo
当院は遠いので抜糸はかかりつけでお願いし、抗生剤を処方
もちろん、病理組織学的検査です
イヌ15Y ♂
肛門周囲腺腫ならびに過形成 perianal gland adenoma and hyperplasia
検索した肛門下部の組織では、結節性の腫瘍が形成されています。腫瘍は小葉構造を示す好酸性細胞質の豊富な肝様細胞の腫瘍性増殖からなり、その周囲には細胞質の乏しい予備細胞が少数認められます。悪性所見を示す細胞の増殖は認められません。周囲の腺組織は過形成を示しています。
摘出された肛門下部の腫瘤は、肛門周囲腺由来の良性腫瘍と診断されます。肛門周囲腺腫は去勢を行っていない雄イヌにしばしば認められる腫瘍です。腫瘍の境界は明瞭で今回の摘出により予後は良好と考えられますが、周囲の肛門周囲腺が過形成を示していることから引き続き、新しい病変の形成について経過観察をお勧めします。
⇒肛門下の皮膚の腫瘍と思いましたが、肛門周囲腺腫
結果は良性の腫瘍!
オーナーへ電話し、結果書類を郵送完了
すべて解決してよかった
後日、お礼のお花を持参していただきましたyo
立派な蘭
これで花後にまた、ヘゴに着生が始まるのです
無限のループ
その時はまた報告しますyo
蘭、ありがとうございます
したっけ
surgery with local anesthesia
because he was 15years
and he has heart failure.
時季外れに分蜂?
近くの箱からの脱走群だな~
待ち箱ルアーに集合中
女王バチがいなければ解散だろうな~
他の箱には、
頭の良いカマキリがニホンミツバチを狙っている
昆虫の世界もいろいろあるな~
したっけ
there seems to be various world of bees.
なかなか熟さない
腐ったのかな、と思いカット
腐っていない
しかし、3週間この青い状態・・・
よく聞くりんごと置いてみるか~
っと次の日には
wow~
黄色くなってる
3日後には軟らかくなりまして、
酸味の利いた、甘さ控えめなバナナ
毎年の定番にしようっと
無農薬、無肥料の自家製バナナ完成
ちなみにりんご以外では、ナシやトマトもいいらしいですyo
来年は肥料はやろう
したっけ
made in Nisiku Fukuokasi
outdoor cultivation banana
秋の気配/autumn
2020年10月11日 (日)
寒くなり秋の気配ですね
周りにも、
ススキがボーボー生えてきました
固くてヤギも食べません
切って干して、茅葺屋根作ろうかな~っていうくらい茂ってきました
見えますか?
ツクツクボウシ
スマホでは撮りにくい
ヌマガエル
蛾や蚊が、まだまだいますから冬眠前の食欲!
これはやばいぞ、ウシガエル
動くものはなんでも食べる
害虫だけならいいが、同じカエルとかも食べる外来種
自宅周囲のオールスターズです
したっけ
signs of autumn
Japanese pampas grass and Meimuna opalifera,etc.
14歳の脾臓摘出犬ですが、手術後の夕方から少しずつ歩行開始です
キビシイと思われますでしょうが、胃腸運動亢進とともに癒着防止のためです
そこで活躍するのがリハビリ介助犬
奥のチワワのメノとT・プードルのリンが、その介助をします
手術後のアニーさん14歳がぼちぼち歩きます
リンとメノがお尻の臭いを嗅いだり、嗅がれたりしつつ運動を促してくれます
またある時には、
仔ブタの運動を促すために、リンとチョビヒゲ(猫)が出動
過去のリハビリ犬には
ポスト ビーチ リキ
Ⅿ・ダックスのエディーをリハビリ中の、ピッピ クロ ムク
歴代のリハビリ介助犬を見たことがある方もいらっしゃるでしょうね
受付でもウロチョロしてましたから
介助犬がいることで、入院期間が大幅に短縮している患者さんはいますyo
歴代の彼らは、飼い主が飼えなくなり病院が保護した猛者たちです
気のいい奴がこの任務についてきました
ボルゾイのリハビリ中
彼らは大切なオークどうぶつ病院のスタッフたちなのです
したっけ
many successive service dogs
they helped with the rehabilitation.
all, good jobs!
検査結果は、
14Y ♂C
脾臓:結節性過形成 nodular hyperplasia of spleen
摘出された脾臓では、複数の小型の境界明瞭な結節性の腫瘤が形成されています。病変内では、過形成性の大型のリンパ濾胞が形成されています。濾胞は多様性を示すリンパ球で構成されていますが、一部の濾胞では、小型のリンパ球が主体となっている部位が認められます。これらの細胞の異型性は軽度で、分裂像はほとんど認められません。
検索した脾臓では、小型の複数の濾胞構造が形成されています。結節性過形成の可能性が高いと考えられますが、高分化型のリンパ腫との鑑別が困難となっています。可能であれば、クローナリティー検査の追加をお勧めします。
要約すると、
脾臓は良性の結節性のシコリのようだが、念のためリンパ腫の検査をお勧めします
ということでした
もちろん念には念を入れて、リンパ腫検査/遺伝子検査をお願いしましたyo
その結果
14Y ♂C
犬リンパ球クロナリティ検査
■クロナリティあり
B細胞性のクロナリティが確認されました。
・・・・・B細胞性のリンパ腫、という診断がつきました
オーナーの判断が正しかったのです
手術してよかった、回復してよかった
またしても、この仔やオーナーから学ばせていただきましたyo
やはり日々勉強になり、一症例、一症例が勉強になります
さぁ、リンパ腫対策です
したっけ
histopathological examination is the lymphoma.
this surgery was correct.
and it was the owner’s correct decision.
超小型犬1.8㎏、14歳の脾臓にシコリが夜間動物病院で見つかり手術を勧められたそうです
シコリの大きさはΦ8mm程度、1か所
手術の危険をお話しつつ、その都度下痢などで体調を崩す
2か月後に当院で血液検査、レントゲン検査、尿検査、超音波検査、心電図検査の最終検査実施
⇒脾臓のシコリが2か所、SDMA19という結果に
年齢や上記の検査からは脾臓のシコリは結節性の良性のシコリ、
さらに慢性腎不全の前兆がありましたので手術は中止の方向で、と考えましたが
オーナーは手術希望でした
よし、それならば全力でサポートです
何度も何度もシュミレーション、イメージトレーニングし
翌日、気合い入れて手術開始
30分程度で摘出完了
真ん中にシコリ
脾臓アップ
他のは
裏の右付近に
ありますね
やはり見た目は結節性の良性のようです
もちろん見た目じゃわかりませんから病理組織学的検査です
したっけ
a spleen mass x2
so, splenectomy
the dog is 1.8kg/14years…
小富士梅園に行きました
犬が皮膚病のため
ついでにヤギも診てくれとのことで
生まれて7日くらいだそうです×2
3匹生まれて、1匹は亡くなったそうです
人口哺乳ではないので人慣れせず、遠めの診察となりましたが
いたって健康で元気
なんせ捕まりません、早くて
親ヤギは遠くからこちらを睨んでいました
その横では、
他の大人ヤギがこちらには目もくれず、一心に草を食べてました
ここのヤギはみんな元気
ちなみに犬の皮膚病は急性湿疹のため抗ヒスタミン剤とステロイドの処方でした
犬とヤギ、どっちがメインの往診かわかりませんです
したっけ
visit a dog
visit the 2 baby goats, too
which animal is main home visit?
④ 日高地方の熊事件が2020年8月に起こりましたね
福岡の新聞には記載あったかな?
リードにつながれた柴犬が3頭くらいヒグマに食べられています
最初はニワトリ小屋の鶏エサを食い、ニワトリを食い、犬を食い・・・
次の番は、、、もうおわかりですよね
駆除しないと人間が危険です
三毛別熊事件も、最初は軒下のトウモロコシを度々狙いに来て、最終的には人を襲いだした・・・
記事を見て遠い福岡から心配していたので、日高に住む友人に連絡しました
バリバリ恐いべゃ~、とのこと
数日後、猟友会が近くの熊を駆除し、胃の中を確認をすることに
⇒犬の肉や毛が出てきた
これで解決ですが、熊はまだまだいるし牛や羊も被害がでています
⑤乗鞍岳クマ襲撃事件 2009年 死者0人
観光客を次々襲ったツキノワグマです
2009年ですから動画がしっかりあります・・・恐怖でしかない
人を襲い、お土産屋さんにも立てこもりました
他にも様々な熊事件はあります
九州以外の山に行く場合は、頭の片隅にでもクマのことを覚えておきましょう
最近は新潟で度々、熊獣害事件のニュースが出ていますよね
近々③、考え中
したっけ
beast damage case in JAPAN
be careful of other than bears
for example, wild boars, deers etc.
九州にはクマがいない(とされています)ので、熊事件があっても身近に感じませんね😱
北海道出身にとっては重要案件に聞こえます
なんせ札幌市内にも出るんですから、ヒグマ🐻
最近では札幌市の横、江別市にあります母校:酪農学園大学内にも出たようで、
先生に連絡すると大学始まって以来だという
そこで今回、熊の獣害事件をお知らせとともに、(北海道:ヒグマ 本州:ツキノワグマ)
⚠注意喚起です
旅行の際にはご注意を
①三毛別熊事件 1915年 7名死亡
日本で最大の被害者が出た事件です
未だにちょくちょくTV でやります
小説や漫画も多々あります
アンビリーバボー:TNC系でも再現ドラマありましたね
この事件の参考にして作られた映画はこれ
1990年製作
学生時代に約2週間、この映画に馬関連で参加していました
当時、菅原文太さん、長門裕之さん、真田広之さん、田中浩さん、千葉真一さん、深作欣二さんにはお世話になりました
(覚えていないと思いますが)ありがとうございました
②石狩沼田幌新熊事件 1923年 5名死亡事件
獣害事件被害者数は2番目に多いそうです
人を生き埋めにしたり、猟師を返り討ちにしたりして、人を食料するという熊がマジヤバい
これもアンビリバボーで再現ドラマありましたね
③福岡大学ワンダーフォーゲル部 1970年 3名死亡
この事件の衝撃度は最大です
これまたアンビリバボーで再現ドラマあります
小学生の時に知り、ヒグマの怖さに衝撃を受けました
しかも、その山で火葬したということにも、さらなる怖さを知りました
詳細は、 youtube を(さくらがナレーション)
胸に響くドキュメンタリーです
恐さはまだまだつづく
したっけ
the bear damage case in JAPAN
Let’s take these cases as a lesson.