舐めて次第に大きくなってきて、出血するとのことです
前肢の甲にシコリです
これは舐めやすい場所~
切除したほうが治りが早いのでは・・・とお勧めすると
即決
局所麻酔して、
切除
ついでに喉付近のも取ってもらえますかとのこと
あ~これですね、
切除
もちろん切除したシコリは病理組織学的検査にまわしますyo
シコリの正体を知らねば、今後のことがわかりませんからね
20分程度で終了しました
7日後に抜糸です
したっ・・
・・・抜糸の前に結果が来ましたyo
病理組織診断
イヌ トイ・プードル11Y ♀S
2ヶ所:皮脂腺腫 sebaceous adenoma
検索した2ヶ所の皮膚の腫瘤はいずれも、皮脂腺由来の良性腫瘍です。腫瘍の境界は明瞭で、マージン部には腫瘍細胞は認められません。これらの病変に関しては、今回の摘出により予後は良好と考えられますが、多発傾向について経過観察をお勧めします。
つまり取り残しがなく、良性の腫瘍でした🙆🏻
したっけ
目の下が腫れているとのことで来院です
腫れて目が押し上げられています
触ると痛くはないようです
この部分が腫れている場合は・・・約2つの原因が考えられます
①腫瘍
②頬袋内にフードを詰め込み過ぎて腐敗した
ちょこまか動いてなかなか触れず、抗生剤の試験的投与で要観察としました
それで、腫れが引けば腐敗(感染)の可能性です
したっけ
他院から子宮蓄膿症②
2018年12月11日 (火)
もちろん、培養検査しました
子宮内の膿を培地にぬったのです
1日経過・・・
黒線の所に白いコロニーが生えました
⇒細菌が培養です
これを延ばして、抗生物質のディスクを置いていきます
更に1日経過・・・
効いてる薬と効いてない薬が判明しましたyo
培地が2枚あるのは、好気培養と嫌気培養をしている為です
好気培養:空気(酸素)のあるところで培養
嫌気培養:空気(酸素)のないところで培養
これで判明した抗生物質が、
ホスホマイシン:商品名ホスミシンです
なかなか動物では使わない薬です・・・当院では
薬剤耐性ができたら使用する、最後まで取っておく薬でした
今まで様々な抗生剤を飲んできてたのかな??
今後、病気したら抗生剤に迷うワンちゃんとなりました
したっけ
他院からの子宮蓄膿症
2018年12月10日 (月)
11月18日に膣から大量の膿が出てきたそうです
それ以来、抗生剤と止血剤を処方されていたという・・・14日間
今回はその病院からの紹介で、当院に手術希望でお越しです
数年来の腫瘍が脇にあるため、その薬:(バキソ)を飲み続けているという
その腫瘍、2つも一緒に手術依頼です
WBC=34900 PCV=30 TP=5.4・・・
手術の危険度↑↑・・・
ほどなくして手術
左の第3乳頭と、右脇下の腫瘍
けっこうデカイ
さて子宮から手術でしたが、
子宮頸部の硬結で結紮がなかなかできない状況の中、
終了
子宮頸部の硬結は腫瘍の可能性があるので、他の腫瘍とともに病理組織学的検査にまわしました
良性であれ
したっけ
という主訴で文鳥がお越しです
肢がブラブラしているとのこと
確かに肢が変な方向に
全体を見て、耐えられそうなのでレントゲン検査です
骨折箇所、おわかりですよね
早速、固定します
羽をとりまして、
内出血しています
薬用テープで、
挿みこんで留めます
関節を90度に曲げたまま、
テープを密着させて完成
教科書的には7日くらいでくっつくのでテープをはずす・・・
とは書いてありますが、もうちょっと長めにしとく予定です
したっけ
とにかく安静が必須です
踏みつぶれなくて幸いでした
用心して犬シャンプー
2018年12月07日 (金)
他のショップではお断りされた、曰くつきのワンちゃん
当院で定期的に薬用シャンプー:メディダームしております
股と脇と顎下の皮膚炎がヒドイ
でも咬むんですね~
用心深く薬浴しています
現在乾燥中
気を引き締めて乾かしています
気持ち良さそうにしていますが、にらみを利かせています👁👁
したっけ
やるか~🦴
咬みつくけど、けっこう好きな犬です
人では聞いたことありますが、
どうでしょうか🔍?
この穴に皮脂腺が詰まって炎症が起こっているようです
自分でも舐めています
良く洗浄しないといけません
周囲を押して、乳頭を出します
耳洗浄用のクレンジングオイルでやさしく洗浄し皮脂腺を除去します
臭い皮脂腺が出てきましたが
きれいになりました
ここに、モメタオチックを塗布
抗生剤と抗炎症剤を処方し自宅療養です💊
家では今後とも注意して見ていきましょう
したっけ