避妊どき
もう、お覚えになりましたか?
やっと捕まえたそうです
仔供が産まれたらたまらん、ということでお越しです
でも、すでにお腹が大きいようです(体重3.66kg)
おっぱいが張って、血管がメデューサの様です
あっ
避妊開始:閲覧注意
妊娠50日齢くらいの4匹でした
触れないワイルドな猫なので・・・抜糸いらずの埋没縫合です
乳汁が出そうなので、縫合は困難でしたが、
無事終了(体重2.98kg)
麻酔から覚めたら、超ワイルド
触れません
From Oq
ゴーゴン三姉妹
2015年9月からありました背中の腫瘍が大きくなり、自壊してきました
このままではもっと大きな穴が開きそうなので、手術をお勧めしました
が、
15歳のロシアンブルー、気が強くて触れませんし、
甲状腺機能亢進症
なので心臓も悪い
例のごとく、血液検査、尿検査、心電図検査、レントゲン検査実施
一日静脈点滴して、次の日に手術デス
1時間ほどで終了
なるべく早めのお返しが、この仔には良いでしょう
病院内では気が張って、血圧が上がります
ぎりぎりまで点滴しまして、無事退院となりました
高齢の手術は特に気を使います
Fronm Oq
捕まえた時が避妊手術の時
今日お電話いただきました、地域猫の避妊です
交尾をしていたのを見て、急いで決断されたそうです
交尾・・・それは発情中の証
もしかしたら、妊娠中かもしれない
やはり妊娠中・・・3頭、妊娠7日目くらい
が、しかし、さらに小さいのが3頭:わかりますか、白っぽいの?
猫は交尾排卵動物、交配すると必ず妊娠します
発情中は何度も交配します
そのため親の違う仔猫が生まれることがあります
今回は親違いの仔猫、合計6匹妊娠中でした
そりゃー地域猫増えますよね~
捕まえた時が手術時
ちなみに妊娠50日目くらいがこれです
From Oq
こういうときはいいですよねー
右耳がカットされています・・・・・♂ねこの去勢済みの証
保護した方がお連れです
喧嘩傷がもとで、膿んでいました
なかなかいい奴でした、協力的で
抗生剤とブロードライン付けてお帰えりです
地域猫を大切にする、やさしい気持ちが良いですよね
From Oq
依頼ありました
地域猫は捕まえた時が避妊去勢手術の日っ
予定は入れられません
いつなんどきでも捕まえたらどうぞっというスタンスです in 豊浜
さて今回も突然の手術です
ハイ、きたー妊娠中で4匹
丁寧に縫合して、仔猫は井ノ口商会に
普通の避妊手術とは違って、妊娠中は特に気を使います
今回の格言
捕まえた その日が去勢、避妊の日
若干ですが、地域猫手術代としてお手伝いしています
From Oq
オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。
今日は猫ちゃんの膵炎についてのお話をしたいと思います。
新しい知見ですので、大変難しい内容となっております・・・
興味のある方は読んでみてください。
膵炎とは、膵臓で作られる膵酵素(消化酵素)が膵臓内で暴走してしまい自分の膵臓自身や、膵臓からお腹に漏れて周囲の脂肪を溶かしてしまう恐ろしい病気です。動物は嘔吐や腹痛で苦しみます。
実は多いんです!~猫ちゃんの「慢性膵炎」という病気~
犬では、脂肪の多い食事などをきっかけに急に嘔吐・下痢してぐったりといったような急性膵炎が多いのに対し、猫では特に症状もなく経過する慢性膵炎が多いと言われています。
ある論文による報告では、膵炎とは無関係の病気などで亡くなった猫約120頭を剖検したところ、そのうち60%の猫の膵臓に慢性膵炎が認められたという報告があります。
しかしながら、猫の膵炎の診断はこれまで大変難しいものでしたので、なかなか病気の解明が進んできませんでした。
猫ちゃんの「膵炎」を診断するには
猫の膵炎の診断には、超音波検査や膵特異的リパーゼ(PLI)検査などがあります。
膵炎における超音波検査は、急性膵炎の症例では典型的な膵炎パターンが描出できる例もありますが、その診断精度は1/3(約30%くらい)と言われています。
もっと診断精度が高い検査に、血液検査(膵特異的リパーゼ)がありますが、検査結果が出るのに数日かかるのと、費用が¥7,560と高額な検査となります。
しかし、IDEXX社の報告では、その診断精度は、中等度~重度の膵炎ではほぼ100%と大変優れている検査です。
(以前は、アメリカまで血清を送付して測定してもらっていましたが、現在では日本国内で検査が可能になりましたので大変助かっています。)
猫ちゃんの「急性膵炎」のサインに注意を・・・
猫ちゃんの急性膵炎は、一度嘔吐をしてそれから急激にグッタリしてしまうことが多いと言われます。犬の膵炎のように何度も吐くことはまれで、嘔吐症状を伴わないケースも約50%と言われています。
低体温(体温が平熱より下がる)や嗜眠(ボーっとして意識が弱くなり反応が薄くなる)なども特徴的な症状です。
また、猫は痛みを隠す動物ですが、抱き上げた時に思わず漏らしてしまったような声で鳴いたり、丸くなって寝ずに変な姿勢で寝ていたりといった痛みのサインも非常に大事です。
こういった症状が見られたら、急性膵炎の検査(超音波検査・膵特異的リパーゼ)をお勧めします。
猫ちゃんの「糖尿病」の発症原因の究明にも・・・
また、猫にも糖尿病という病気があります。
猫の糖尿病は、肥満や高脂血症、歯周病といった様々なインスリン抵抗性(インスリンを効きにくくしてしまう体の中の要因)が発症に関係していると言われていますが、その代表的な病態が「慢性膵炎」と近年言われています。
報告によると、糖尿病の猫の約半数以上が膵炎を発症しているというデータもありますので、糖尿病の追加検査にも膵臓検査をお勧めします。
兄弟猫の、同日避妊手術でお越しです
よ~く見てください
接近してみると
毛並みが違いますよねー
左の猫ちゃんの毛並みが悪そうに見えますが、これ脂漏症なのです
脂漏症には、乾性と湿性があります
乾性はフケ性こと、湿性は油性(あぶらしょう)のことで、
この仔は湿性脂漏症なのです
オーナーは、
体臭がきつい、眼やにや鼻くそが他の仔より出る、触ると湿っぽい
とのことです
これは生まれつきなため根本の治療はできません
症状を把握して清潔に保つようにします
早めに気づいて、早めの対処が功を奏します
From Oq
舐めすぎで毛が抜けました
皮膚は綺麗ですから、自分で抜いているようです
何か気に入らないことがあったのか?
皮膚には掻き毟った後や発赤はありません
精神的なものの可能性があります
投薬ができないとのことですので、フェロモン療法、フェリウェイで要観察です
From Oq