口から出血で気付いたそうです。
他院では” 悪性の腫瘍なので何もできないからお帰りを ”とのことで、今後の生活や薬などの相談に、当院にお越しになりました。
かなり大きいです
当院では検査はせず(前の病院でしているとのことで)、バキソ(抗腫瘍、抗炎症剤)を処方し、がん専門医の病院への紹介しました。
その後、がん専門医でも上顎まで転移しており手が出せないとの事でしたが、バキソは続けるように指示されたそうです。
できない事があっても薬やサプリメント、今後のお話、アドバイスをいたしますので、セカンドオピニオンでもサードオピニオンでも気軽にお越しください。
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血尿の猫です。膀胱炎です。しかし、前回の事もありますからしっかり検査です。
まずは尿検査、レントゲン検査。身体一般検査ではチンチンができっています。
これは尿道に結晶がつまっている証拠です。カテーテルで尿道を開放処置です。
この病気は発見が遅れると尿毒症で死んでしまいます。
原因はちくわ、かまぼこ、いりこ、かつお節などのシーフード系を給与するとなりやすいので注意してください。
この病気は専用の処方食で治癒します。
血尿にはいろいろな病気があるもんです。その他には玉ねぎ中毒、膀胱結石、膀胱がん、交通事故、レプトスピラ症などがあります。しっかりと類症鑑別しなければ治りません。
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フィラリア予防薬 猫編
2014年03月08日 (土)
猫にもフィラリア症はあるんです。罹るとほぼ死んでしまいますので予防が重要です。
カルドメック
肉っぽい薬が特徴です。猫で唯一の飲む専用のフィラリア予防薬です。
レボリューション
犬の薬でも出ましたよね、スポットタイプのフィラリア予防薬です。フィラリア予防と耳ダニ、ノミの成虫、卵、幼虫、猫の回虫駆除と幅が広く、つけるだけの簡単な薬です。猫を保護した時などにも使用することが多いです。
こげんなっとったいね
フィラリア予防はどちらも完璧です。投与しやすい方でお願い致します。
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ハナちゃん(猫 =^_^= 5歳)が食べたのです。
いつものAクイック処置
ゲローっ
味気がなさそうですが、それでも食べるんです。
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それ、食べたらいかんやろ
2014年02月18日 (火)
また食べましたっ (=^_^=) ハナ5歳
わざわざ布を手繰り寄せてからの、破って食べています。即、吐かせますが注射でも投薬でも吐きません。相当頑固者です。
しかし、帰って家で吐いたそうです。家のほうが安心するのでしょう。
今後も要注意です。
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腎不全の仔が3頭入院しています。
ももち:1997年5月17日生まれ
BUN99 Crea9.5 PCV28 TP11.2 Ca11.6 PHOS12.7 Alb3.1 T4=2以下(1月8日)から、
BUN64 Crea6.5 PCV26 TP9.6 Ca11.5 PHOS7.6 Alb2.9(1月11日)
ミルク:1997年生まれ
BUN130以上 Crea8.0 PCV33 TP11.0 Ca10.7 PHOS15.8 Alb3.8 T4=2以下(1月13日)
ノアル:2001年3月31日生まれ
BUN130以上 Crea11.5 PCV31 TP7.8 Ca11.5 PHOS16.1以上 Alb2.9(1月12日)から
BUN98 Crea10.0 PCV24 TP6.0 Ca11.0 PHOS7.7 Alb2.2(1月14日)
治療法は点滴しかありません。点滴で尿をいっぱい出させて、老廃物(BUN Crea 他)を出させるのです。
この仔達の他にも定期的に皮下点滴に来院している猫が多数です。
腎不全は老齢病です。治癒はできません。必ずかかる病気です。
しかし、この病気の進行速度を遅らせることはできます。症状が出る前に食事療法や投薬、歯石除去などを行うと良いです。
症状が出てからではもう遅いので、定期的に病院への健診を利用して下さい。
腎不全の主症状は多飲多尿です。みなさん、覚えておきましょう。
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口の中にできる腫瘍がありますが、どんどん大きくなり嚥下障害が出てくることがあります。
猫:歯ぐきから
犬:大きくなることもある
猫:舌の奥から
猫:舌の裏から
犬:黒いものもある
口腔内腫瘍と言っても、歯肉腫、リンパ腫、線維肉腫、エナメル腫、歯牙腫、メラノーマ、骨肉腫など色々あります。生険しないと確定診断ができません。治癒も難しい腫瘍です。
猫:下顎が腫大
猫:頬の腫大
定期的にかかりつけの先生に診察してもらいましょう。
予防注射、狂犬病、ノミダニ予防、フィラリア予防に行くと、必ず診察しますのでが、このような病気の早期発見につながります。
悪くなってからでは遅いのです
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鼻出血は口腔内(硬口蓋)や鼻腔内の炎症や異物、腫瘍に見られる症状です。くしゃみを伴うことが多いです。
口腔内~鼻腔内腫瘍:プレーリードッグ
鼻に牧草で?:モルモット
くしゃみとともに
CT検査やMRI検査を行い部位を特定します(他動物病院へ紹介します)。
様子を見ずに早目の診察が大切です。
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おっぱいにしこりができたとのことで来院しました、高齢の猫ちゃんです。相方も高齢で乳腺腫瘍手術(片側乳腺全摘手術)を行いました。
猫の乳腺腫瘍はほぼ悪性腫瘍です。摘出しても転移がおこることが多いです。しっかりと血液検査、尿検査、レントゲン検査を行いました。
レントゲン検査で卵巣と子宮にしこりがありましたので、乳腺腫瘍だけではなく、子宮と卵巣の腫瘤摘出も同時に行いました。
子宮が波打っております
左右の卵巣には多発性の
子宮内からは・・・
肥厚しています
子宮卵巣摘出術後に乳腺摘出術デス。乳腺は1個のしこりでした。
これらを全て病理組織学検査に提出しました。結果は・・・
乳腺:乳腺線維腫症⇒つまりは良性腫瘍
卵巣:多発性のう胞⇒つまりは良性
子宮:粘液の貯留のみ、細菌感染(-)
この年齢で腫瘍ではなかったのが素晴らしい。オーナーもびっくりでお喜びでした。
一番頑張ったのはこの猫 “ななこちゃん” デス (*^_^*)
若いうちにに避妊手術を受けましょう。乳腺腫瘍は防ぐことができますので。
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14歳 アローちゃんのシャンプー
2013年12月03日 (火)
猫のシャンプーでは血液検査後、鎮静麻酔を投与して行います。なぜなら、水に対して恐怖がある、ドライヤーの風の音にパニックとなることで心悸亢進、血圧上昇、トラウマとなります。しかし、鎮静麻酔下ではそのような強いストレスにさらされることなく短時間で終了します。
泡だててシャンプーを、
ぬすくり、
はい反対側も
この時期シャンプーが冷たいので、泡だててのワンクッションおいて洗います(動物看護師のやさしさ)
アローちゃんは病院の猫です。高齢で腎不全ですので鎮鎮静は危険です。しかし、この仔の性格はこちらは全て把握していますので無麻酔で行っています。
把握していても2人がかりです
ホワイトライオンでき上がり
年末はシャンプーの予約が殺到しております。お早目のご連絡お待ちしております。
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