16歳のシーズーです
口がとても臭い、下顎が歯周病で溶けています
まさに、みそっ歯
麻酔して歯石除去が治療法ですが、心臓病で弱っています
数日間ご飯を食べていません、吐いています
グラついてる歯は、敗血症の温床の最たるもの
抜歯です、すぐ抜けそうな歯だけ
点滴の中にビタミン強化(ビタミンB、C、パントール酸)し、抗生物質、吐き止めを入れました
歯だけの問題ではないでしょうが、一つ一つ解決し、Q.O.L.を高めていきましょう
From Oq
これはなんでしょう?
そうです、竹串ーっ
・・・・・・・
夜中にだんごを串ごと丸呑み、盗み食いした、その串です
無事に内視鏡で取り出しました
開腹手術でなく良かったですね
最も恐いのは・・・・
これだっ!!!
From Oq
フィラリア検査の勧め
2016年04月08日 (金)
多頭飼育でフィラリア検査に参りました、ワンちゃんたち
3滴採血し、2滴はフィラリ検査に、
もう1滴は簡単な血液検査(貧血、黄疸、血液中総蛋白)
この1滴がとても大切
毎年することで変動、違いがわかり、病気の発見の第一歩となる
しかも、この1滴の血液検査は無料
さてさて、そうこうしてるうちにフィラリア検査の結果は・・・
陰性な?・・・・・陰?・・・・・疑い・・・・陽性かも
うっすら右に線が入っています
基本の結果はこうです
うすい線でも出たということはフィラリア症の疑い
詳細なフィラリア検査を外注検査です
去年のフィラリア投与歴をお聞きしますと
11月で終了していたとのこと
・・・・・・・・・・
結果的見るとこちらの告知不足でしょうか、申し訳ございません
何度も言います、
12月下旬が最後の薬の投与が重要です
フィラリアの薬は月に1回投与
でも、1ヶ月間薬の効果は続いていません、せいぜい2~3日の効果です
1回とばすと、2ヶ月間無防備
特に最後を飛ばすと4~5カ月間無防備
蚊は気温15度以上で吸血(ノミは13度以上)
2015年12月の気温 14日:16.9度、22日:15.1度
2016年の1月の気温 4日:16.5度
この異常気象が怖い
今年でいえば、1月までフィラリア薬の投与が望ましかった
今後は温暖化の影響で12月下旬ではなく、
1月下旬までが
フィラリア薬の投与期間となりそうです
From Oq
病院の犬、テオ(15歳 避妊♀ 雑)です
膣から出ています
擦れて出血しています
奥から発生しています
治療は切除しかないので、手術しました
膣に発生する腫瘍は平滑筋種という良性の腫瘍が多いようですが、病理組織学的検査をしなければ、外観からは診断できません
もちろん、病理検査へ提出します
病理検査の結果から予後がわかります
切除したら終わりではありません
もう一つ踏み込んだ治療を心がけております
From Oq
したら、そこに血も混じっていたとのこと
T・プードルの3歳、KHLちゃん
嘔吐と言っても様々な病気の一症状です
胃、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、大腸、感染、がん、etc.が悪くても吐きます
そこで問診と触診、表情を視診し、年齢などを加味し診断していきます
少し下痢をしていたという稟告
表情は元気あり、腹部圧痛、熱なし
ではでは、採便棒にて、採便
Oh-
イチゴジャムじゃない、血便
嘔吐の原因はこの可能性が出てきました
糞便検査(直接法、消化不良検査、染色検査の3段階)
腸内細菌はほぼゼロ、消化不良(‐)、染色検査:白血球、赤血球、上皮細胞、芽胞細菌(+)
人間でいえば食中毒(食中毒菌が芽胞細菌)
嘔吐止めでは治癒しません
抗生剤、整腸剤、胃粘膜保護剤 etc. 処方
大切なのは食餌・・・繊維の多い処方食:CRW処方
これで治癒を待ちます
何もなければ5日後に再糞便検査
悪化していれば血液検査やレントゲン検査、超音波検査になります
一日絶食もお忘れなく
From Oq
来院の9割ぐらいは肥満傾向です
少し太り気味ですねぇー
ええっ、ええっ!!
とのことが多く、家族の方々は知らないことが多いようです
この表を、頭に叩き込みましょう
太りすぎは、与えすぎです
そう言うとですねー、このように返ってきます
この頃は散歩行っとらんやったしねー
・・・・・・。
散歩行かないくらいでそんなに太りませんし、行ってないなら少し食事を減らしましょうyo
つまり食べ物の与えすぎなのです
いろんな病気にかかるのも肥満犬がダントツです
長生きは望むことができません、肥満は
さらにこの表を、ド頭に叩き込んでくださいね
~の、
恐ろしやー
更にこの表を、ダ頭に叩き込んでくださいよ
~の、
長生きの秘訣は節制にあり
参考資料:Hill’s
From 自分にも当てはまるので聞きたくない・・・Oq
10歳のチワワ、まりもちゃんです
肛門腺絞りや耳掃除、爪切りの来院中に歯石の多さをお話ししました
きっちりと術前の血液検査、尿検査を行い、全身麻酔です
1.6kgの極小型犬ですが・・・
がっちり歯石
歯石除去⇒ブラッシング⇒コーティングと2段階研磨
歯周ポケットの汚れや傷んだ歯肉除去
これらを行い終了
もう全身麻酔はきつい年齢に突入してきます
歯ブラシで歯周ポケット掃除を行いましょうね
それが歯石予防ですyo
From Oq