手術後12日目で体調が悪く再来院
昨日までは食欲あったものの今日になって食べず、けいれん
身体一般検査をすると・・・
両目の結膜出血
腹部には紫斑
抗けいれん薬の注射をし、それ以外は出血防止のためすべて経口投薬
自己免疫疾患と暫定診断し、プレドニゾロン、シクロスポリン、ビクタス投与
血液検査では血小板減少症
状況が悪くなってきました・・・・・
From Oq
2017年08月18日 (金)
手術後12日目で体調が悪く再来院
昨日までは食欲あったものの今日になって食べず、けいれん
身体一般検査をすると・・・
両目の結膜出血
腹部には紫斑
抗けいれん薬の注射をし、それ以外は出血防止のためすべて経口投薬
自己免疫疾患と暫定診断し、プレドニゾロン、シクロスポリン、ビクタス投与
血液検査では血小板減少症
状況が悪くなってきました・・・・・
From Oq
2017年08月15日 (火)
病理組織学的検査の結果・・・、
ふむふむ、
なっ、なにー
この腫瘍では・・・、
貧血の原因には成りえないっ
エストロゲン中毒なんかではない
輸血して、デキサメサゾン投与しています
自己免疫疾患か否かの検査は先送りしかない
貧血の原因をきっちりしとめなければ危険デス
術後7日目で抜糸に・・・、
無事でしたー
フゥーっ
今後もしっかり検査です、油断することなく
教訓》過去の病院の診断は、参考程度にとどめておく
From Oq
2017年08月13日 (日)
内臓脂肪が邪魔して避妊手術にちょっと時間がかかりましたが、
今回のメイン手術
膀胱に取り掛かります
ギザギザの石を、
無事、摘出
膀胱内壁はこの石によって真っ赤かで腫れて、肥厚しています
痛々しい膀胱を縫合して、リークないか確認して、腹腔洗浄して閉腹
バラのような石
痛そうでしょ
Φ13X11X6mm、52gの結石です
この石を検査センターに提出して、成分分析し、食餌療法の確認をします
オーナーにお見せしてところ
もっと早く決断するんだった・・・
大丈夫ですyo
今回の決断は時期がよかったんでしょう
前回しなかったのは、何かタイミングが合わなかったからですyo
これからは再発しないように生活して行くことが大切です
From Oq
しゅう酸カルシウム結石?
2017年08月10日 (木)
血尿で他動物病院に行き、膀胱のレントゲン検査と超音波検査を行いました
そこでは、その機器が古いのでわからないという事で当院に来院です
来院理由のすごさが初です
血尿ですから、まず尿検査が必須です
そして、レントゲン検査しました
尿検査では細菌(-)
結果、膀胱結石による血尿
治癒は手術でその結石を摘出しかありません
幸い、腎臓、尿管、尿道には結石(-)
一旦、オーナーは手術の決断するも、かわいそう、恐いという理由で無期限延期
その間ちょくちょく血尿らしく、何度か相談あり
初診から7カ月目の血尿で最終決断
手術直前のレントゲン検査を実施しました
流出しておらず、ど真ん中に鎮座していました
9歳で未避妊ですので一緒にお勧めして、いざ手術
From Oq
2017年08月09日 (水)
さて、輸血も半分入りました
アルファキサンで麻酔、気管チューブ挿管し、ガス麻酔で手術開始
手術自体は20分ほど
麻酔覚醒まで10分ほどで気管チューブ抜管
立ちあがって、横座り確認
ふぅぅぅ~、ひと段落
ちょいちょい確認していましたが、1時間後に虚脱、意識混濁状態
舌の色:退色(灰色)⇒アナフィラキシーショック状態
自発呼吸と心拍数は安定しているが、意識なく虚脱
オーナーに面会してもらい今の状況説明と睾丸の説明
貧血は自己免疫疾患での貧血の可能性と、輸血のアナフィラキシーの可能性もあり、
やはり、エス%□#*ン中毒ではない可能性もあり
結果論ですがやはり、輸血しなければよかった・・・
術後なのに抗ショック剤:デキサメサゾン4mg/kg IV
しかもタンパク尿あるのにもかかわらず、デキサメサゾン4mg/kg IV
あとは待つのみ
3時間後、意識回復、起立可能、水を少々飲みだした
ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~よかったー(自分自身が虚脱)
既往症
僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症、肝内胆管結石、甲状腺機能低下症、蛋白尿
術前検査ではわかっていましたが、病気のオンパレード
あとはこの睾丸が良性か悪性か、エストロゲンを出す腫瘍か否かを病理診断を待ちましょう
教訓
貧血に、すぐ輸血は危険な場合もある
From Oq
2017年08月07日 (月)
3件目の病院として当院にお越しの9歳チワワ♂です
2件の病院では、睾丸の腫瘍でエストロゲン中毒だから輸血して手術を勧められたという
診てみますと・・・、
確かに睾丸の奥にも大きなものがある
エストロゲン中毒って言う言葉は勉強不足でしょうか?
聞いたことがありませんでしたねー
睾丸のガンは女性ホルモン(その一つがエストロゲン)を過分泌し、乳房発達、脱毛、貧血など女性化が症状です
しかし、今まで経験した全てが停留睾丸(陰睾)での腫瘍化、女性化でした
それを中毒と呼ぶようになったんでしょうかね
しかし、今回は陰のうに2つある睾丸の腫瘍化・・・
まっ、病気は教科書通りではないという事でしょうね
術前はPCV27% TP6.8・・・貧血してますが中毒ってほどでもない??
2件の病院で言われたように輸血します
(エストロゲン中毒貧血ではないのではないか、と思いつつ)
抗アレルギー注射して、輸血のアレルギーを抑えます
ゆっくり投与して2時間後位に手術
ところでなぜ、前の病院で手術をしなかったのかをお聞きすると、
輸血が必要だが、輸血はその病院ではできないし、紹介できる病院もないし
危険だがそのまま手術します、とのこと
そこでオーナーは自力で当院を探し出したという
責任重大です
つづく
From Oq
2017年08月03日 (木)
のような、
下痢
・・・・・・、
糞便検査の染色検査によって診断すると
芽胞性細菌による大腸炎
人間でいえば食中毒菌です
人の食べ物はやめて、きっちり治しましょうね
From Oq
こんな便したらビックリします
2017年08月05日 (土)
吐いて元気がないという、F.ブルのレオ君6歳
過去には前科を持つレオ君
2016年12月20日、2017年1月8日ブログをどうぞ
レントゲン検査ではっきりと異物、くっきりと複数
前回より異物の数が多い
内視鏡では取れないくらいな大きさ
次の日、手術
ドーン、
ずるびき出し
他にも硬いのがワンサカ
.
以外に~
薬品の蓋に、
おもちゃの骨に、
もちろん、吸盤
・・・・・・・、
今後も恐ろしい・・・
From Oq
2017年07月29日 (土)
チンチンが腫れているという主訴
どれどれ・・・
ほいほいっ、大丈夫そう
では剥いて見ましょう
尖端が傷だらけ
横から見ても、
裏から見ても
傷だらけ
おそらく、おしっこしたあとチンチンに毛が絡まって傷ついた可能性
チンチンを普通に元に戻すと・・・
イソギンチャック ??
ほら、巻き込んだ
この毛が亀頭を傷つけているぅぅぅぅぅ
包皮周囲の毛をさっぱり刈り込み、治療終了
あとは自然治癒を待ちましょう
From Oq
イソギンチャック
2017年07月24日 (月)
他動物病院で健康診断したところ脾臓と肝臓にしこりがあるとのことで、当院にお越しです
そこでは脾臓の摘出と肝臓の生検を勧めら、更に当院での手術を勧められてお越しなのです
依頼の手術・・・責任が重い
よーく家族会議して、危険性も理解していただいて手術をお考えください、となりました
5日後手術・・・脾臓摘出
一部しこりが破けていました
更に、
小さな結節が脾臓にも肝臓にも多数・・・
全て病理組織学的検査に送付です
良性か悪性か、その腫瘍の名前が判明すると治療法も決まります
3日後元気に退院して行きました
あとは病理検査の結果待ちです
From Oq