弱った動物にはウジがわきます。
① 頭が動いている、という主訴。・・・・・どういうこと?
むむぅ~、頭に穴が、良く見たら・・・
頭蓋骨を食い、頭内にウジがビッシリ
過長歯から膿がで、そこにウジがわきました。
②立てなくなった犬。
お腹を見ると・・・はってます
もっと良く見ると、皮膚を・・・
老犬や重症の仔は尿やけなどでハエが集まります。
③猫を保護しましたので検査を、という主訴。
白い粉?・・・ハエの卵がっ
この猫は交通事故で脳浮腫となっており、治療の結果、元気になりました。
①②はハエを振り払えず、なすがままで寄生されています。相当弱った状態です。残念ながら亡くなりました。
③は元気になって里親にもらわれて幸せに過ごしております。
でも気をつけて下さいね、例の事を・・・。
からまるなyo
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口腔鼻腔ろう管とは口から鼻に穴が開いたことを言います。原因は歯石、歯肉炎からの歯周病が悪化して起こります。
症状は鼻水、鼻血、特に食事中や飲水中にその穴から物が入ってくしゃみをします。
抜歯後ゾンデを挿入
ここまで入ってました
このままでは誤嚥性肺炎で死んでしまいます。歯石除去した後、歯肉をひっペ返して縫います・・・・・・痛そうでしょ。
予防が大切、歯を磨きましょう。
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カメとサルモネラ菌
2013年09月13日 (金)
“カメ等のハ虫類を原因とするサルモネラ症に係る注意喚起” が日本獣医師会から出ております。
触ったら手ぇ洗えよ
アメリカでカメを触ったことによるサルモネラ症が、乳児を含む子供に広域的に起こっていることが、WHOから情報が入ったとの事です。
カメなどの爬虫類には50~90%でサルモネラ菌を保有しており、胃腸炎や重症では髄膜炎など起こすこともあります。日本も例外ではなく、ハ虫類を触ったら必ず手を洗いましょう。
触ったら手ば洗えよ
かわいがるのは大変良いことですが、正しい知識が自分一人ではなく家族や友人も守ります。
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KBCに取材受けました
2013年09月10日 (火)
明日(2013年9月11日)の夕方KBC ニュースピアに当院が出ます。
さぁ、誰が出るのでしょうか?一人だけ出ますyo
お時間ありましたら、テレビの前でお待ち下さい。
編集されなければ、一瞬でると思いますが・・・。
撤収中です
モルモットの帝王切開
2013年09月13日 (金)
難産のモルモットの帝王切開です。2匹出産後3時間出てこず、いきんでいるとの事。即、来院を促しましたが “モルモットの帝王切開” の経験が記憶にありません。しかし、リスの難産もしたことあるし(自慢はいりましたか?2回目)基本は一緒と考えております。
すぐにレントゲン撮影後、胎仔が後頭部~首から出ようとしておりましたので骨盤で詰まっていてとても出ることができません。・・・帝王切開開始です
わかるかなぁ~わかんねぇだろうな~(参照:松鶴家千とせ)
術前の洗浄:右前脚にきちんと点滴を入れてます
大きい子宮
切開後、胎仔の毛
残念ながら胎児は死亡していましたが、母体は無事に退院して2匹の仔モルモットとともに元気にしております。
とにかく無事というのが一番です。
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セキセイインコの卵つまり
2013年09月09日 (月)
卵つまりはとても危険です。死ぬこともある病気です。
今回、慢性産卵のセキセイインコが参りました。
下腹部が膨らんでいます
圧迫して、
ポロっと飛び出ました
無精卵です
卵の殻はカルシウム等のミネラル分、白身と黄身はタンパク質でできています。それを、毎週毎月4~5個産むことで、自分のを擦り減らしているのです。産卵させないコツは、明期を8時間、暗期を16時間にするなど、他にも5つくらいのケアの仕方があります。
長生きさせるコツをお教えできますyo
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膣から何か出てきたという主訴でお越しになります。
⇒擦れて出血
結構大きいですよ
⇒膣切開中で腫瘍の根元
大きすぎて一部が出ていますが肛門~膣までバレーボール状となっております
ホルモンの関連している病気です。早期に避妊手術することが予防です。
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フェレットの骨肉腫
2013年09月07日 (土)
フェレットの指が腫れてきました。レントゲンでは骨が融解しています。腫瘍を疑い切除しました。
瘤状のものがそれです
切除後の指
赤くなく、痛みもなく、硬く腫れている場合はちょっと嫌な感じです。
今回のしこりは骨肉腫でした。幸い転移はなく、元気に退院していきました。
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今回は鳥の投薬法をお見せします。あまり見たことないはずです。
金属製ゾンデで入れます
しっかりゾンデを見せて、
奥まで” そ嚢” に入れ、ゾンデの先を、ささくれた中指で確認し、
薬液をそっと入れます
これができると、そ嚢検査や強制給餌などの積極的な検査や治療ができます。
しかし、デリケートな動物ですので毎回こういうことができるとは限りません。
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指が腫れているという主訴がきました。
前後の爪が数本腫れています
爪の周囲炎と診断し抗生剤を処方、しかし良くならず、腐敗臭がしてきました。肢端レントゲンを撮影すると指の骨が融解しており、腫瘍の可能性が出てきました。また、胸部レントゲンにより腫瘍がありました。
臨床症状から気管支腺癌の指の転移です。普通、腫瘍は肺やリンパ節、肝臓に転移することが多いです。
あまりの腐敗臭にオーナーは切除を希望され、そのまま病理検査に出しました。
潰瘍状
爪がとれた
切除
切除
切除後はQOLがあがり、オーナーも喜んでおりましたが、病理検査結果は “気管支腺癌の指転移” でした。手術後1カ月後に亡くなりました。
指がこのようになっていたら家でもわかります。ぜひ早目の受診をお願いします。
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