新・脇腹のしこり

2017年03月27日 (月)

何か、似たような病気がありました

14歳、Mダックス君。ソケイ陰睾の♂です

FNA検査を実施すると、軟部組織肉腫という診断

 

14歳ですが、手術をオーナーが決断しました

脇腹のしこり切除と去勢手術

 

詳細な術前検査実施

⇒血液検査 尿検査 胸部/腹部レントゲン検査 心電図検査

 

結果

尿タンパク(+)、甲状腺機能低下症

 

DSC07626

 

これがしこりです

見分けつきますか?

 

DSC07627

 

盛り上がったところです

 

切開し、切除

 

DSC07629

 

肋骨が見えるくらい筋肉を一緒に切除しました

腫瘍を根こそぎ、取り残さぬように

 

DSC07630

 

前回ほど大きくなかったので縫合だけとしました

 

 

安静に保ちます

極力、自宅療養とします

 

 

 

 

From               Oq

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC07631

 

 

後肢が立たない

2017年03月26日 (日)

 

前日は痛そうで来院しましたが、今日になって悪化してます

 

DSC07624

 

後肢をつまんでも痛くはない

 

椎間板ヘルニアの疑いです

 

DSC07622

 

MRI検査のため、他動物病院を紹介しました

 

DSC07623

 

胸椎12番と13番の右からの椎間板ヘルニア確定

 

DSC07621

 

2~3日間は内科療法で治療

不変なら椎間板ヘルニアの手術というMRI検査の診断です

 

さぁ、どう出るか

2~3日後の治療は興味が出ます

 

 

 

 

From                 Oq

 

 

 

 

 

 

 

DSC07625

 

 

 

 

2017年03月25日 (土)

 

長ーい

 

DSC07619

 

うさぎの爪

 

DSC07620

 

まめにカットしないと、折れますyo

 

 

 

 

 

From             Oq

 

 

 

 

核硬化症と白内障

2017年03月20日 (月)

よく間違って、白内障です、って言われます

 

ほとんどが核硬化症です

 

DSC07609

 

青白く見えます、これが核硬化症

水晶体が硬化委縮し、透明度が失われる老化現象です

眼は見えずらくなってますが、見えます

 

DSC07614

 

これが白内障

水晶体が真っ白くなり、眼は見えません

しかしこの水晶体を透明にすれば(手術で)、見えます

視神経の病気ではありませんので見えます

 

 

核硬化症から白内障に移行する場合もあります

眼薬やサプリメントで眼の負担の軽減をしましょう

 

 

白内障の手術は眼の専門病院を紹介しています

 

目もじっくり、じっくりと自宅で見てくださいyo

 

 

 

From           Oq

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うさぎの血尿

2017年03月19日 (日)

10歳のうさぎさん

早速レントゲン検査です

 

2481_13489_20170319154053.0 横から撮影:RL

 

2481_13490_20170319154140.0

腹から撮影:VD

 

ヤバい発見しましたので後腹部撮影

2481_13491_20170319154419.0

 

 

どうですか?

病気を3つ発見できましたか?

 

 

 

答え

①膀胱結石・・・・これはわかりやすい

②子宮疾患・・・・傘の柄みたいなものが、結石の前上にありますね(RL)

③肥満症・・・・肥満も病気です 内臓脂肪がつきすぎています

 

 

 

この中で命にかかわる病気は①②③、どれでしょうか?

 

 

 

答え

③相当な肥満症です

 

 

 

治療

①薬は裏白樫の錠剤⇒膀胱結石排出促進

①③ラビットフード多給の中止、牧草に切り替える

①②手術でしょうが10歳のうさぎさん、やめましょう

 

 

 

 

快適な老後を過ごしましょうね

 

 

 

 

 

 

From           Oq

 

 

 

 

胆管系疾患 ②

2017年03月18日 (土)

手術後1日目

食欲あればいいかなー、臭い嗅ぐだけでもしないかなー

 

DSC07602

 

l/d見てます

 

DSC07603

 

食べましたねー

 

DSC07604

 

どうやらスイッチが入ったようです

 

術後1日目にしては満点です

 

あとは癒着防止のため、どんどん歩いてもらいます

 

院内でリハビリです

 

驚異の12歳です

 

 

 

 

 

 

 

From               Oq

 

 

 

 

 

胆管系疾患

2017年03月17日 (金)

13歳、避妊済み♀のポメラニアン、お越しです

昨日から一日中吐く、痛いポーズ(お祈りのポーズ)をするとのことです

 

眼結膜がうっすら黄色い

何よりも覇気が全くない

 

まずは、血液検査、レントゲン検査です

 

DSC07601

 

肝臓、胆管系がぶっ飛んでおります

この値、痛いポーズ、ポメラニアン = 胆嚢破裂疑いです

 

レントゲン検査後、静脈点滴を入れます

あまりにも体調悪いです

その後、超音波検査実施 ⇒ 胆嚢粘液腫確定

 

翌朝一で手術しました

 

DSC07597

 

胸骨から臍まで切開すると・・・

黒いゼリーが出てきました

胆汁が粘液状、ゼリー状になって腹腔に漏れています

⇒胆嚢粘液腫からの胆嚢破裂です

 

DSC07598

 

結構硬いパンパンにつまった胆嚢

穴を探さねばなりません

ふつうは針の穴くらいな、ピンホール状が多いのですが・・・

 

DSC07599

 

肝臓から胆嚢を剥離すると、ビリビリ破れていました

大穴です

 

胆嚢切除後、腹腔洗浄を繰り返します

胆管の確認、胆管結石の確認 ⇒ 異常なし

 

一時間半で無事手術終了

 

 

吐き気と止まって、食欲が出てくれば、自ずと黄疸が下がるはず

 

 

待ちましょう

 

 

 

 

 

From              Oq

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC07600

 

 

 

慢性腎不全

2017年03月16日 (木)

動かないという主訴でお越しの22歳の猫ちゃん避妊♀です

顔を見ただけで脱水がわかります

 

DSC07571

 

これは緊急で、亡くなりそうです

体温測定不能・・・・・低体温過ぎて

口の粘膜乾燥・・・・・唾液さえない脱水

目の落ちくぼみ・・・・脱水しすぎ

 

血液検査をしながら、点滴です

脱水のため血管が見つかりません

脱水=血液循環量の低下=ショック状態

 

緊急で腹腔内点滴・・・腹膜と消化管漿膜面から吸収されるのを待つ + 体温上昇

 

DSC07573

 

何やら高い値が多いぞ

 

DSC07574

 

テーターは最悪

慢性腎不全の末期

尿毒症様症状、高リン血症、低血糖、黄疸、貧血、削痩、12%脱水、虚脱、下痢、嘔吐、etc.

 

 

 

 

 

まずは、脱水の緩和と嘔吐を止める治療からはじめます

 

 

 

 

 

 

 

From                 Oq

 

 

 

 

 

芝桜と撫子

2017年03月13日 (月)

それに引き換え、

 

DSC07588

 

しっかり咲きます

 

DSC07589

 

いいね~

 

 

 

 

 

 

 

From          Oq

名誉の負傷

2017年03月15日 (水)

日常茶飯事です

 

DSC07592

 

これは私ですが、こんなんケガのうちに入りません

 

 

 

 

 

 

DSC07590

 

こういうの、こういうの

 

看護師さん、名誉の負傷

 

自分で膿を出してこその動物看護師さん

 

 

 

 

 

From           Oq

 

 

 

 

 

 

 

DSC07591

咬み傷、牙の跡

 みんなケガをしながら、職務を全うしています

頭が下がります、ありがとうございます

こうしてオークを支えています