何か、似たような病気がありました
14歳、Mダックス君。ソケイ陰睾の♂です
FNA検査を実施すると、軟部組織肉腫という診断
14歳ですが、手術をオーナーが決断しました
脇腹のしこり切除と去勢手術
詳細な術前検査実施
⇒血液検査 尿検査 胸部/腹部レントゲン検査 心電図検査
結果
尿タンパク(+)、甲状腺機能低下症
これがしこりです
見分けつきますか?
盛り上がったところです
切開し、切除
肋骨が見えるくらい筋肉を一緒に切除しました
腫瘍を根こそぎ、取り残さぬように
前回ほど大きくなかったので縫合だけとしました
安静に保ちます
極力、自宅療養とします
From Oq
前日は痛そうで来院しましたが、今日になって悪化してます
後肢をつまんでも痛くはない
椎間板ヘルニアの疑いです
MRI検査のため、他動物病院を紹介しました
胸椎12番と13番の右からの椎間板ヘルニア確定
2~3日間は内科療法で治療
不変なら椎間板ヘルニアの手術というMRI検査の診断です
さぁ、どう出るか
2~3日後の治療は興味が出ます
From Oq
よく間違って、白内障です、って言われます
ほとんどが核硬化症です
青白く見えます、これが核硬化症
水晶体が硬化委縮し、透明度が失われる老化現象です
眼は見えずらくなってますが、見えます
これが白内障
水晶体が真っ白くなり、眼は見えません
しかしこの水晶体を透明にすれば(手術で)、見えます
視神経の病気ではありませんので見えます
核硬化症から白内障に移行する場合もあります
眼薬やサプリメントで眼の負担の軽減をしましょう
白内障の手術は眼の専門病院を紹介しています
目もじっくり、じっくりと自宅で見てくださいyo
From Oq
10歳のうさぎさん
早速レントゲン検査です
横から撮影:RL
腹から撮影:VD
ヤバい発見しましたので後腹部撮影
どうですか?
病気を3つ発見できましたか?
答え
①膀胱結石・・・・これはわかりやすい
②子宮疾患・・・・傘の柄みたいなものが、結石の前上にありますね(RL)
③肥満症・・・・肥満も病気です 内臓脂肪がつきすぎています
この中で命にかかわる病気は①②③、どれでしょうか?
答え
③相当な肥満症です
治療
①薬は裏白樫の錠剤⇒膀胱結石排出促進
①③ラビットフード多給の中止、牧草に切り替える
①②手術でしょうが10歳のうさぎさん、やめましょう
快適な老後を過ごしましょうね
From Oq
手術後1日目
食欲あればいいかなー、臭い嗅ぐだけでもしないかなー
l/d見てます
食べましたねー
どうやらスイッチが入ったようです
術後1日目にしては満点です
あとは癒着防止のため、どんどん歩いてもらいます
院内でリハビリです
驚異の12歳です
From Oq
13歳、避妊済み♀のポメラニアン、お越しです
昨日から一日中吐く、痛いポーズ(お祈りのポーズ)をするとのことです
眼結膜がうっすら黄色い
何よりも覇気が全くない
まずは、血液検査、レントゲン検査です
肝臓、胆管系がぶっ飛んでおります
この値、痛いポーズ、ポメラニアン = 胆嚢破裂疑いです
レントゲン検査後、静脈点滴を入れます
あまりにも体調悪いです
その後、超音波検査実施 ⇒ 胆嚢粘液腫確定
翌朝一で手術しました
胸骨から臍まで切開すると・・・
黒いゼリーが出てきました
胆汁が粘液状、ゼリー状になって腹腔に漏れています
⇒胆嚢粘液腫からの胆嚢破裂です
結構硬いパンパンにつまった胆嚢
穴を探さねばなりません
ふつうは針の穴くらいな、ピンホール状が多いのですが・・・
肝臓から胆嚢を剥離すると、ビリビリ破れていました
大穴です
胆嚢切除後、腹腔洗浄を繰り返します
胆管の確認、胆管結石の確認 ⇒ 異常なし
一時間半で無事手術終了
吐き気と止まって、食欲が出てくれば、自ずと黄疸が下がるはず
待ちましょう
From Oq
動かないという主訴でお越しの22歳の猫ちゃん避妊♀です
顔を見ただけで脱水がわかります
これは緊急で、亡くなりそうです
体温測定不能・・・・・低体温過ぎて
口の粘膜乾燥・・・・・唾液さえない脱水
目の落ちくぼみ・・・・脱水しすぎ
血液検査をしながら、点滴です
脱水のため血管が見つかりません
脱水=血液循環量の低下=ショック状態
緊急で腹腔内点滴・・・腹膜と消化管漿膜面から吸収されるのを待つ + 体温上昇
何やら高い値が多いぞ
テーターは最悪
慢性腎不全の末期
尿毒症様症状、高リン血症、低血糖、黄疸、貧血、削痩、12%脱水、虚脱、下痢、嘔吐、etc.
まずは、脱水の緩和と嘔吐を止める治療からはじめます
From Oq