皮膚がかゆい ②

2016年10月09日 (日)

よくある主訴です

簡単そうですが、なかなか難しい皮膚の病気です

かゆい病気は五万とありそう (実際に数えたことはありません)

 

とりあえず最初の検査は、皮膚掻爬検査・・・

 

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木星じゃないですよ

 

毛に丸い粒がついてますね

 

弱拡大で、もっと見てみましょう

 

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結構多いゾ

 

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あちこちにある・・・・・卵っぽい

本体を探す

 

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疥癬ダニですね

親ダニと仔ダニと幼ダニと卵の全ステージ勢ぞろい

 

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しかし、10日くらい前にフロントラインプラスを投与してるのに・・・

 

薬剤耐性の疥癬ダニでしょうね

 

最近は、強力な薬剤耐性ダニが多いと聞きます

 

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薬用シャンプーをまめにされているので、それで効果が落ちたのか?

そんなことでは落ちないはずだが・・・

 

そこで今回は、TVCMで流れていましたブラベクトを投与しました

3ヶ月間、ノミとマダニに効くという、飲む薬

 

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(注意:疥癬ダニは効能外なのです、ブラベクトもフロントラインも)

 

これでもダメならイベルメクチンの頻回投与です

 

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あの、ノーベル賞の薬です

 

 

 

 

 

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内視鏡検査:確定診断

2016年10月08日 (土)

その病理組織学的検査が来ました

検査後4日目です

 

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胃腺がんと言う診断でした

 

 

今後はオーナーさんとよく話し合いながら、治療について(外科療法か内科療法)話し合いです

 

 

 

やはり、見た目ではわからないのです

血液検査でもわかりません

尿検査、心電図検査ではわかりません

単純胸部、腹部レントゲン検査でもわかりません

 

今回の病気でひっかかってきた検査は

腹部超音波検査、内視鏡検査、胃の二重造影検査でした

確定診断が病理組織学的検査です

 

 

 

 

しかも、内視鏡をしなければ、吐き気がひどいだけで何もわからず・・・・・

胃炎 ?と、いうことになっていました

 

 

この結果から治療の幅が狭まり、治療に集中しやすくなるのです

 

 

 

 

 

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内視鏡検査:二重造影

2016年10月07日 (金)

 

つづきまして、同じワンちゃんに、麻酔が効いてる間に胃の二重造影です

 

 

バリウムと空気を入れて胃と十二指腸の輪郭と通過を見ます

横向き撮影と

 

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縦向き撮影

 

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怪しい部分が出てきました

 

5分後、

 

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主に矢印部分が膨らんでいない

 

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この周辺が内視鏡と合致

何かが押しこんで造影できていない、胃が丸く膨らんでいない

内視鏡が届かない箇所にもありそうだ

 

胃の二重造影の長所

内視鏡の病変部分をこの造影で、   ”胃の、どの部分にあるか” を確認できる

⇒つまり、オーナーにもわかりやすい、納得しやすい

もしも手術になったら、すぐそこに到達可能

 

 

病変は胃の幽門部~十二指腸に多いようですので、その周辺を詳細に検査していきます

 

 

あとはこの様々な検査の結果を病理組織検査の先生に報告し、生検の結果を待つのみ

ここでも病理組織検査と言う  検査” が必要になってますよね

 

 

 

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今回の全行程所要時間

胃十二指腸検査:30分

盲腸、結腸、直腸検査:10分

胃十二指腸二重造影検査:20分

 

今回はスムーズに終了しました

顔面強打

2016年10月06日 (木)

したかもしれない、と言う主訴

現場は見ていない

どこからか落ちて打ったのかも?

 

 

なぜそう思ったのか

なぜ強打したと・・・?

4歳のまだ若い家猫が

 

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向かって左側(猫の右側)上の犬歯が、明後日の方向を向いてる

顔面強打・・・・・?

よく見ますと、

 

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歯根部分に歯石・・・歯周病ですな

 

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歯石もがっちり付いてます

 

歯の本数が少ないですね

すでに何十本が自然に抜け落ちています

歯の弱い家系でしょうね

 

麻酔後、歯石除去と抜歯しました

 

 

 

顔面強打ではなく、歯周病で歯が取れそうでした

 

 

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内視鏡検査:生検

2016年10月05日 (水)

先程の幽門洞~十二指腸のしこりを生検です

 

胃腺癌外観(モザイク)

 

画像は正面に持ってきて、

 

生検1(モザイク)

 

生検です

 

生検2(モザイク)

 

複数回の生検です

 

生検3(モザイク)

 

届かなければ生検鉗子を伸ばして、こそぎ取ります

 

とにかく、何度も生検することが検査の精度を上げるのです

 

 

 

 

 

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皮膚がかゆい

2016年10月04日 (火)

よくある主訴です

簡単そうですが、なかなか難しい皮膚の病気です

かゆい病気は五万とありそう (実際に数えたことはありません)

 

とりあえず最初の検査は、皮膚掻爬検査・・・

 

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木星じゃないですよ

 

毛の周りに小さな粒粒がついてますね

 

カビの胞子です

 

つまりこのかゆい病気は、

 

真菌症

 

わかりやすく言い換えますと、水虫

 

人に感染する病気

 

投薬と薬用シャンプーの処方です

 

しっかり人と動物ともに清潔にしましょう

 

 

 

 

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内視鏡検査:実践

2016年10月03日 (月)

1~2ヶ月前から 4~5回/日 吐く、食欲不振の13歳のM.ダックス君が来院デス

最初は胃薬の処方でしたが、体重減少と黒色タール便のため内視鏡検査を実施しました

 

 

血液検査では異常なし

尿検査では異常なし

レントゲン検査では異常なし

超音波検査では胃にしこりが認められました

 

 

早速、例の内視鏡検査です

 

食道を通過して、

胃底部(モザイク)

 

胃の内部へ

そして、

 

十二指腸(モザイク)

 

幽門(胃の出口)から十二指腸内へ・・・これがしこりの正体か?

そして、

噴門(胃の入り口)チェック

 

噴門(モザイク)

 

黒いのが内視鏡です

反転して自分自身を見ています

 

 

 

内視鏡の長所

腸の粘膜を観察でき、生検できる⇒確定診断に繋がる

 

内視鏡の短所

全身麻酔が必須

腸の粘膜(内層)しか観察できない

⇒つまり、腸壁の中間層や外層は検査不可能

⇒つまり、腸管に関しての検査は内視鏡超音波レントゲンと一緒に実施することで、より精度が高くなる

 

 

 

どんな検査でも単一の検査では全てがわからない、ということです

血液検査だけでもダメだし、糞便検査だけもダメ

組み合わせがとても大切なのです

 

 

 

 

 

 

診断は、そこが難しいところでもあります

何と何を組み合わせて検査すればよいのか・・・・・

何度も何度も検査します

 

何卒、ご協力をお願い致します

 

 

 

 

 

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外出

2016年10月01日 (土)

 

さ~、病院、病院 ♡

 

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んっ?

 

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かめ福、見よっかな~

 

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どれどれ、

 

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おらんねー

 

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おっ、ケージがあるじゃん

 

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おー、

 

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かめ福とアイアン

 

 

共々よろしくお願いします

 

 

 

 

 

 

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オークの神社探訪25 櫛 

2016年09月30日 (金)

 

今回も櫛田神社で、朝8:30です

 

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今朝は、向かって左の門から入場です

こちらから入りました

 

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もしくは、こっち

 

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まずは、お参りから

 

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例の聖水は、もちろん飲まずに

 

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今日は何か、雰囲気が違う・・・

ぐるり一周してみますと、

 

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ほほぅー

 

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朝一からの結婚式ですな~

 

 

 

 

 

 

 

 

めでてぇ~な

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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よよいよよいよよよいよい

13歳、♀・・・ ②

2016年09月29日 (木)

 

瀕死の状態でしたが、術後1日経過する前に・・・

リハビリです

 

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院内の犬・・・ッと言っても、経験豊かな超老犬達がリハビリのアシスト

鼻を使って犬同士のコミュニケーション

おしりの臭いをお互い、かぎまくってます

 

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鼻を使う行為は体調が悪いとしません・・・まぁ、それどころではないですからね

 

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動けば、癒着防止にもなります

 

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老犬は、極力早めのお返しを考えています

なぜなら、

自宅は自分のテリトリーなので、安心、くつろぐというメリット

⇒免疫力UP

 

 

 

 

 

何事もなければ、明日退院予定ですyo

 

 

 

 

 

 

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