かかりつけが頼りないので、病院を変えたとのことでお越しです
・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・、変えられないように気合い入れての診察です
手の震えを抑えつつ、
身体一般検査(フィジカルイグザミネーション:PE)
体表リンパ節確認
目、耳、鼻、腹、肛門、胃、腸、膀胱、うんちの硬さ、などなどを視診、触診、聴診
最後に口をあけて、歯ぐき、舌、舌の下、歯・・・・・歯、歯、歯
この仔は2015年12月生まれの7カ月齢
だのにー、なーぜー ♪
歯が黄色いのー
乳歯もありますがそれは白いし、乳歯遺残
食餌はドライフードのみ
永久歯が黄色い
良く見ると、歯の表面が欠けてエナメル質がありません
その部分が黄色い
仔犬の時に伝染病などで高熱が出て、エナメル質の形成ができなくなった可能性があります
最近発生がありませんが、ジステンパーという伝染病になった時にこうなることが多いです
ジステンパーティース(ジステンパー歯)と言います
歯の色に合わせてみました
今は元気な子ですのでその後遺症か、不顕性感染していたかでしょうか
治りませんから、今後は歯磨きが重要になります
もちろん歯の手入れの仕方もお教えいたしました
From Oq
診察はいつも全力投球
うさぎのレントゲン
2016年07月16日 (土)
食べない、うんこ出ない・・・という主訴でお越しです
まずは、レントゲン撮影
横からの撮影で、
・・・・・・・・んっ?
そして縦からの撮影を
・・・・・これはっ!
目立つ、白い丸いのがお解りでしょうか?
これは膀胱で、おしっこが貯まって白く写っているのです
異常なレントゲンです
ラビットフードの多給で高Ca症となり、尿から排泄をしているところです
そのうち膀胱結石になります
また、ラビットフードが中心の食生活では、繊維不足で糞便が出にくくなります
⇒繊維を本能的の欲っする
⇒毛を食べたり、カーペットをかじったり、新聞やペットシートを食べる
⇒便秘や、腸閉塞で死ぬことがあります
うさぎを長生きさせるための極意
牧草中心の生活
ラビットフードいりません
当院開業20年、診察したうさぎが亡くなった原因は
ほぼ100%ラビットフード
が元にあります
From Oq
野生のウサギは野草だけです
咲きはじめました、コスモス
じみーに咲く、クリムソンクローバー
予定じゃぁ、植栽が真っ赤に染まるはずなんですが・・・
後々このクローバーは鋤きこんで肥料になるのです
From Oq
10日ほど前から掻き毟る、とのことで来院
確かに、脱毛している
良く見ると、粉が吹いてるよう
皮膚検査と真菌培養です
顕微鏡ではダニや胞子、菌糸類はありません
しかし、検査が常に100%の検出とは限りません
疑わしきは治療に臨む
抗真菌剤の局所投与、ダニ駆除剤投与し、7日後の再診を待ちます
次回に真菌培養の結果が出ているはずです
From Oq
喉が切れた、見きれんとのことでお越しのウサギさん
喉が切れた?
どれどれ、
よだれでした
よだれが出るということは・・・
①過長歯で口腔内に傷があり、口を閉じることができない
②胃腸が悪くて痛いのでよだれが出ている
口腔内を見ても傷らしいのがありません
歯もそこまで延びてはいませんが、斜歯はあります
歯やすりで軽く削りました
これでダメなら全身麻酔をかけての処置になります
ウサギのよだれはご注意ください
予防は食餌にあります
From Oq
かゆいを通り越して
2016年07月03日 (日)
最近お尻を舐める、ッと言う主訴です
全身から皮膚炎のにおいを発しています
全身性酵母性皮膚炎です(臭診・・・?)
まずは体中の体表リンパ節・・・all OK
では、お尻は・・・
肛門が黒いっ
慢性の皮膚炎の証
皮膚病は赤くなって、悪化すると黒ずみます
黒くなったら、元には戻りにくいです
まめなブラッシングと、定期的なシャンプーで予防しましょう
From Oq
ニワトリ、大丈夫ですか?
っと、お電話ありました
状況を見ないとわかりかねますが、お越しいただきました
黒うこっけい、相当弱っています
とても大切にされているのがわかります
何かに襲われたような傷があり、羽をめくると
ウジがわいて、腐敗臭
各動物病院にお電話されたそうです
どこも取り合ってくれず、鼻で笑われたところもあるという
2日目にして当院に電話し、診察OKでたので、この度お越しいただいたわけです
しかし、もうすでに虫の息、安楽死となりました
とても残念な結果です
ウジはなかなか取りの除けません
薬も効果ありません
怪我したらまずは消毒しましょう
動くことができなければ、清潔にして看病しましょう
夏は特にハエ対策が重要です
From Oq