スタッフのリキ

2013年07月08日 (月)

 オーナーの奥さんが亡くなり、ご主人も亡くなり、地域の方々がいつもかかりつけにしていた当院に、里親募集の件で連絡がありました。

 とてもいい奴だったので、病院のマスコット的な感じで病院で引き取ります、とお伝えしました。

 引き取りにお伺いすると、7~8人のお父さん方々が勢ぞろいでお待ちでした。

 “やっと貰い手ができたゾ”  “これで世話せんでいいっ”  “もう帰ってくるなよ、世話せんけんね” などと、この仔に声をかけていました。                            

 いざ、車に乗せて連れて行こうとすると、皆さん泣きながら、いつまでも・・・、いつまでも・・・手を振って送っていただきました。

 まさに、地域の方々に愛されていた犬です。大切に、大切に生活させなければいけないなっと、もらい泣きしつつ、連れてまいりました。

DSC04766

14歳 リキ(柴犬)、病院犬歴13年、少々痴呆が出てまいりました。

from                     Oqぼ

熱中症

2013年07月08日 (月)

 熱中症になると血便し死に至ります。腸粘膜が壊死をおこし、DICとなるためです。治療は輸血しますが、予後は厳しいものとなります。

DSC03298輸血中

DSC03303血便

血嘔吐血おう吐

 予防が一番大切です。扇風機とエアコン入れて適度な温度と湿度を保ちましょう。人と同じで我慢はいけません。我慢は自分一人でお願いします。散歩にも十分注意してください。外に出る時、手のひらで地面を触って熱さを確認してあげましょう。もしくは自分も裸足で散歩しましょう。

 もし熱中症と思ったら(呼吸が異常に早く、舌をずーっと出している、体が熱い等)、体を冷やすしかありません。体を濡らし、扇風機などで体から気化熱で体温を下げるのです。そしてすぐかかりつけへgoです。冷やしすぎにも注意をお願い致します。

冷水体をザブッと濡らし、ドライヤーで風をおくる。正常になるまでその繰り返し