疥癬

2013年10月01日 (火)

 小さなダニが寄生して、激しいかゆみを伴う病気です。

DSC04415渋い表情になっていますが仔猫です

DSC04416耳介に粉っぽいフケが・・・

疥癬猫進行すると肥厚した皮膚と粉が・・・

DSC04420粉を顕微鏡で見ると・・・疥癬ダニ

 野生のタヌキが脱毛して死んでいるという報道ををご存知でしょうか?あの原因が疥癬の感染なのです。かゆみがひどく、眠れず、食べることもできず衰弱して死んでしまうのです。

 疥癬は薬の投与で治ります。また、一回の検査でわからないことも多いので疑わしければ薬をお出しします。

 

 以前、自分が湿疹が治らず皮膚科に行った時、疥癬の検査されました。

 自分           “ せんせぇ~、疥癬なんて今どきいないでしょっ ”

 皮膚科の先生     “ 今、人にも多いんだよ ”

 自分           “  ・・・・・ ”

 皮膚科の先生     “ (顕微鏡を見て)・・・・・・・・・・・・・・   陰性 ❤ ”

 自分           “   ^_^;   ”

 

 

  110海鮮ではなく疥癬です

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猫の尿閉

2013年10月01日 (火)

 尿閉とは尿が出なくなることです。特に♂の猫で、ちんちんの先に砂がつまって、尿閉となります。 

 原因は体質と食事です。特に食事が重要です。シーフード系(かつお節、ちくわ、かまぼこ、いりこ等Mgが多い食事)を与えると危険が増します(全ての猫がなるわけではありませんが、体質が強いとなります)。

DSC04433先っちょに砂が析出、これじゃぁ、尿はでません

DSC04946顕微鏡で見ると結晶いっぱい、合体すると結石となる

pic9-15-3ひどい時には尿道カテーテル留置です

 もっとひどくなると、ちんちんを切除し、尿が出やすい手術をします。♂がなりやすいというのは尿閉がです、♀もこの病気になり血尿をします。

 予防は食事の管理です。また、市販でも低Mg対応や尿石対応と注意書きのフードが出ておりますが、予防とならないようです。

 専用の食事を食べて(動物病院での処方食)、この石を溶かすのが治療法であり、予防法です。治ったと思って普通のフードに戻すと、また再発いたします。

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