また来ました、フィラリア症。今回はミクロフィラリアが検出されました。
ミクロフィラリアの顕微鏡写真
心臓に寄生しているフィラリア親虫がミクロフィラリアを生み出し、このミクロフィラリアが蚊に血を吸われて、蚊の中で大きくなって再び血を蚊が吸うとき動物の体内に入って、筋肉内を心臓めがけて移動し、辿り着いたらまた心臓でフィラリアがミクロフィラリアを生み出す、という寄生生活です。
初期感染は気づきません。悪化してから皆さん慌てます。でももう遅いことが大半です。
月一回のフィラリア予防薬を12月中旬まではしっかり投与して下さい。
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フィラリア検査 陽性+
2013年11月10日 (日)
新患さんです。ワクチンとフィラリア予防、ノミダニ予防、避妊去勢の有無をはじめはお聞きします。
狂犬病のワクチンは注射しています、という方は意外と多い。しかし混合ワクチンともなると・・・です。
フィラリア予防はどうですか?⇒ショップやホームセンターで買っています。・・・・・おかしい、フィラリアの薬は絶対市販されていない。こりゃ危ないゾ
フィラリア検査をすると
陽性
まだ3歳の犬、無治療では必ず死にいたる、内科療法でも危険はある、外科療法も危険だ。いずれにせよフィラリア症は非常に危険な寄生虫病。色々検査を行ったが今回は、注射によるフィラリア治療法を選択。
2回に分けての注射、3ヶ月後のフィラリア検査で結果はでる。その間は薬と処方食でケア。
もし万が一フィラリアがいるのにフィラリア予防薬を投与したら死にいたることもあります。今回は検査したから良かったものの、検査なしで薬を出す病院もあります。
年に1回はフィラリア検査を必ずお願いします。市販の薬は危険です。
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落ちて犬歯が折れた猫ちゃん来院しました。
しかも、折れた先が刺ってます
出血もしています、歯髄露出
新鮮創(カットし)にして、少し穴をほがし
薬品を何度か塗って
こんな感じからの~
埋めて研磨で終了
落下は昨晩の出来事です。発見と処置が早かったので抜歯せずにすみました。まだ3歳です、歯を大切に。
・・・・・って、早くも歯石がついとりますが ^_^;
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見てください、こんなのありえるの?と疑うような写真です。
見事にはまりましたね~
こんなこともう経験しない、と思ってたら・・・
来るよね~
また来たよ、ホイ、口あけて~
骨がまた・・・取ったら
潰瘍ができてます、痛いに決まってます
骨です、食道でなくてまだよかった
数週間くらいは痛みを我慢してたでしょう。
なぜかしらこの3頭ともM.ダックスでした。
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外でのケンカです。この顔見て下さい。
ディオみたいな目になっています
毛を刈って、消毒後
切開したら、血膿
こんな感じになりました
発熱がなく、血腫かなと考えましたが、実際は膿でした。
猫の爪は細く鋭いので、皮膚を貫通後にすぐふさがります。田植えのように体内に菌を植え付けて、空気を遮断するように皮膚がふさがり、細菌が繁殖し膿がたまります。
外傷がなくても後々ひどくなるのが発見を困難にしています。
外はダメダメダメダメダメダメェェェーッ!!(参照:ジョジョの奇妙な冒険)
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眼が白くなる事が全て白内障ではありません。白内障と核硬化症は違う病気です。
白内障:遺伝、感染、糖尿病などが原因で白さの度合いによって見えなくなる。レンズ(水晶体)の手術で視力回復することもある。
白内障
核硬化症:水晶体が萎縮して透明度が落ちる病気で、老化現象。一般的に見えずらくなることはあるが見えなくなることはない。眼が青白く見えだす。
核硬化症
白内障と核硬化症
目薬や眼のサプリメントもありますが、治癒目的ではなく、悪化スピードを遅らせるものです。
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病院は1997年10月4日に開業しました。
それから9年目の2006年の写真です。今から7年前です。
笑うだるまにて新人歓迎会
もはやだれが新人かがわかりません風格です。それにしても料理が出てくるのが遅かった。
けやきにて、手術終了
Dr.F原とVt.T中のコンビでの手術⇒もちろん成功
密談中
みんな、若く見えます。
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カメがまた飛びおりました・・・。
カメの落下事故は上半身の腹の甲羅が割れることが多いようです。甲羅が割れるほどの衝撃ですから、内臓がどうなっているかで治癒できるか否かが決まります。
昨日から狆(10歳)が3階から落下で入院中です。
人間でも死んでしまう事故です。助かる方が奇跡と思ってください。
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かゆみを伴うのが皮膚病です。ノミやダニ、アレルギー、細菌、酵母菌、かび感染など原因は様々です。
かゆみは赤くなり悪化すると黒くなります。皮膚の分厚くなっていき、象皮病状態となります。こうなってくると治癒は難しく、病態の軽減が主な目的となってきます。
象皮病:酵母菌感染
抗生物質の最低3週間投与や抗真菌剤のパルス療法、アレルギーに対する適度なステロイド療法+抗ヒスタミン療法、インタードッグ療法、シクロスポリン療法があります。特に皮膚病には欠かせない、その病気に適したシャンプー療法が功を奏することが多いです。(人のシャンプーは絶対ダメ)
動物専用のシャンプー剤やコンディショナー
もちろん皮膚病があれば必ずノミとダニの予防は必要です。外に行かなくてもです。なぜなら屋内には人間が運び入れるのです。
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