睾丸の腫瘍

2014年11月08日 (土)

陰睾のコッカースパニエル、12歳NRS君です。

生後2カ月目からのお付き合いですが,その時から陰睾でした。

陰嚢に精巣がないことを陰睾といい(お腹の中などにある)、正常の14倍、睾丸腫瘍になりやすくなります。

また、腫瘍になると女性ホルモンが出ることがあり、乳腺の発達もみられます。

DSC05795 ハエ男のようなシルエットに

腫瘍になると傷口も大きく、複数の切開になります。

仔犬の時に手術が良いです。

DSC05796 手術終了:乳頭がデカイ⇒ホルモン性

12歳で手術のリスクがあります。

既往症は僧帽弁閉鎖不全症、慢性腎不全、甲状腺機能低下症でした。

これだけの病気を抱えての手術と、仔犬の時の若い身体の手術では、傷の治癒力、危険度、料金など、段違いです。

 

DSC05797 左右とも完全に腫瘍化

鼠径リンパ節も大きくなっていたため切除しました。

 

若い時に手術しましょう、

yjimage でっかくなる前に。

 

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