オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。
今日は当院の新しい治療機器、酸素室(酸素ハウス)のお話です。
呼吸が荒い、息苦しい動物の緊急治療に!
正式には、動物用ICUと呼びますが、酸素濃度や温度、湿度を自動的に
調節してくれる優れものです。
大気中の酸素の濃度は約21%ですが、この装置を使えば入院室の酸素濃度を40%まで
高めることが可能となります。同時に、温度・湿度管理も可能になりましたので、呼吸が
苦しい動物にとっては快適な休息の場となります。
心臓が悪く呼吸が荒い、肺機能が落ちて苦しいなどのワンちゃん、猫ちゃんに、まず
高濃度の酸素を吸ってもらうことで、呼吸困難の動物の救命率向上が期待できます。
人間用にもう1台あれば、業務終了後に僕が入りたいくらいです。。。
在宅での酸素吸入も可能に!
肺疾患や慢性心不全の患者さんにとっては、しっかり治療をしていても常に呼吸が
荒かったり、調子に波があって不安な日々を過ごすことも多いのが現状です。
そんな時に、在宅で酸素濃度を管理する酸素ハウスがあります。
アクリルのケージと酸素発生装置(室内の空気中の酸素を濃縮して高濃度酸素を
発生する仕組み)を自宅にレンタルして、必要な日数のみの日割り料金も可能です。
詳しくは、スタッフまでお気軽にお問合わせください。