1~2ヶ月前から 4~5回/日 吐く、食欲不振の13歳のM.ダックス君が来院デス
最初は胃薬の処方でしたが、体重減少と黒色タール便のため内視鏡検査を実施しました
血液検査では異常なし
尿検査では異常なし
レントゲン検査では異常なし
超音波検査では胃にしこりが認められました
早速、例の内視鏡検査です
食道を通過して、
胃の内部へ
そして、
幽門(胃の出口)から十二指腸内へ・・・これがしこりの正体か?
そして、
噴門(胃の入り口)チェック
黒いのが内視鏡です
反転して自分自身を見ています
内視鏡の長所
腸の粘膜を観察でき、生検できる⇒確定診断に繋がる
内視鏡の短所
全身麻酔が必須
腸の粘膜(内層)しか観察できない
⇒つまり、腸壁の中間層や外層は検査不可能
⇒つまり、腸管に関しての検査は内視鏡や超音波、レントゲンと一緒に実施することで、より精度が高くなる
どんな検査でも単一の検査では全てがわからない、ということです
血液検査だけでもダメだし、糞便検査だけもダメ
組み合わせがとても大切なのです
診断は、そこが難しいところでもあります
何と何を組み合わせて検査すればよいのか・・・・・
何度も何度も検査します
何卒、ご協力をお願い致します
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