という主訴の電話が
“ ブタ、診れますか? ”
・・・・・立てないブタ
本来なら、大動物の獣医師にお願いするところですが
マイクロブタと言うブタ
恥ずかしながら初耳でした
” ブタはあまり来たことがありませんがそれでよろしければどうぞ ”
来る間に考える
ブタで立てない病気、何か?
大腸菌症?、ダンス病?、豚丹毒?、へこへこ病?
でも診ないとわからん
ということで、お越しです
740gの子ブタ、生後1カ月
覇気がない、へこへこしている(呼吸困難)、36.5度
頻死の状況
鼻先(鼻鏡)がチアノーゼ
レントゲン検査は酸素を吸わせながら撮影
とても楽そう
結果①:重度の肺炎
食欲ないのでミルクを飲ませていたら鼻から逆流したとのことも聞き出しました
結果②:誤嚥性肺炎の疑い
立てない理由は呼吸困難、低体温、低血糖疑い
自宅での酸素ボックス(レンタル)をお勧めしつつ、
抗生剤と少量ずつの強制給餌を指示しました
From Oq
生後1カ月での引き取りは早すぎたでしょうね
この主訴はコワい
うさぎの骨はとても薄く、骨折しやすいが治癒しにくい
どこの骨が骨折かな?
骨盤や大腿骨は正常
ここの骨かっ
脛骨と腓骨の骨折
手術ではピン入れます
成功するとは限りません
さて、
どうして骨折したのか?
それは自分で暴れて
・・・自爆?
骨折の手術しても安静にしなければ治癒はさらに厳しい
でも手術終了
レントゲン検査では良さげな写真
とにかくケージレスト(狭いところで安静)1カ月
今後の経過がおそろしい
From Oq
犬や猫、野生動物のイノシシ、たぬき、イタチなどが交通事故にあうことはしばしばあります
カメも交通事故にあうことがあります
硬い甲羅があってもダメです
車の運転は安全に、
散歩中は動物から目を離さない
リードをしっかりつけること
車はとばさないこと
何よりも油断しないこと
From Oq
踏んだら暴れっゾー
シャンプーにお越しですが・・・
睾丸が陰のうにない、陰睾のさくらちゃん
内股がいつも以上に腫れている
チンチンの横、腫れているのわかりますか?
ここと、
ここ
わかりました?
ここと、
ここ
急に大きくなっているので腫瘍化しています
数日後手術
術前検査では検査では
気管虚脱、肥満、慢性腎不全、肝胆障害、甲状腺機能低下症、肥厚性外耳炎、酵母性皮膚炎
手術決行
取り出しました睾丸
左右不対称
割、入れますと、
左右の睾丸内に腫瘍
白く丸い物が腫瘍
いつものように病理組織学的検査に送付します
その結果は・・・
セルトリー細胞腫(やや悪性)と精上皮腫(良性)という混合の腫瘍
完全に切り取れているので、予後は大丈夫でしょう、とのこと
油断は禁物ですが、まずはよかった ♪
去勢手術の大切さをもっと啓蒙していきます
From Oq
元気がない、7日間食べないという主訴
避妊していない♀、13歳のT・プードル
皆さんおわかりのように、子宮蓄膿症
しかし、オーナーは手術はかわいそうだし、老齢の犬だし、
とのことで抗生剤を持ってお帰りになりました
更に7日後、膣から血膿が出て、全く食べないということで来院
骨と皮で体重が2kgを切ってしまった・・・
結局、薬も与えられずに合計14日間、食欲廃絶という
もう、お任せしますとのことで即手術
いつものように膨らみきった子宮
不幸中の幸いは子宮破裂をおこしていなかったことだけ
死んでしまう病気の子宮蓄膿症、13歳という高齢、14日間食欲なしの三重苦で全身麻酔下の開腹手術
厳しい戦いが終了
血膿が満杯
子宮壁が肥厚
こりゃ相当前から具合悪かったでしょう
避妊手術の大切さをもっと啓蒙してまいります
無事退院しましたyo ♪
From Oq
乳腺腫瘍疑いでお越しのやせ気味、♀13歳のうさぎさん
13歳のうさぎさんって言うのがものスゴイ
超がつく高齢うさぎ
乳腺腫瘍でしたので、
手術前提の術前検査にて・・・
恐ろしいほどの心臓の大きさ判明
気管が挙上してその大きさを物語っています
手術どころではありませんでした
心臓の薬を15日処方しましたが大きさは不変
現在はACEI、ピモベンタン、スピロノラクトン処方中
とにかく心不全が恐ろしい
術前検査の重要性を再確認しました
From Oq