セカンドオピニオンでお越しのうさぎさん
眼が悪いとの主訴
他動物病院からの転院です
動物病院の信用にかかわるのでここでバッチリ決めてやる・・・という思いで診療開始
眼の病は歯の病気
主食はラビットフードと言う・・・
牧草中心にして下さいね~、眼にも歯にも良いので
歯根を見るため頭のレントゲン検査になりました・・・が、
でかいっ
普通のウサギやテンチラはこのくらい
ですが~、
体が大きくても牧草中心は変わりませんよ
7kg
牧草で歯の摩滅を目指しましょう
したっけ
肉用種のフレミックジャイアントといいます
栄養性上皮小体機能亢進症の略
エキゾチックによくある病気
正しい食餌の給与じゃないとなる病気
血液中のカルシウムとリンの比率が狂う病気
正常は Ca:P=2:1
この比率をコントロールするのが上皮小体
さて、今回は
何年振りかに診ましたコモンマーモセット
体重が160gというガリガリさ
ひどい病気があるのでは?
でも他病院で血液検査、超音波検査をされて低カルシウム血症の治療中
カルシウム剤の投与しつづけて数カ月・・・いっこうに良くならず体重の減少
またしても、セカンドオピニオンでお越しです
もちろん食餌の内容をお聞きし、もっと太りましょう、せめて300g目標に
以前は500gありました、とのこと・・・・・(゜_゜)
聞けば、果物ばっかり与えて、それが中心となっているようです
食事に中に動物性たんぱく質が少ない
モンキーフードも与えてはいるがあまり食べず・・・
こりゃ~栄養性上皮小体機能亢進症でしょうね
低カルシウム血症は骨がもろくなります
他病院で血液検査と超音波検査をされているので、せめてレントゲン検査をお願いしました
⇒OK!!
けっこうやんちゃなので
ガス麻酔っ
まずは、おやすみなさ~い
つづく
したっけ
外に行けばケンカします
やられています
痛そうでしょ
凶暴になっています (注意しないとこっちがヤラレてしまう)
そりゃそーですよね、痛そうですもんね
痛み止めと抗生剤の注射
そして毛刈り、消毒です
ココをやられていました
腫れて、ドス黒くなっています
バスッ
一瞬にしてやられました
自分の指元も同様に腫れてしまいました
・・・・・・・・・・・
したっけ
スズメバチの巣!!
2018年06月27日 (水)
油断していました
井戸の小屋の天井に
できはじめの巣だっ
そ~っとのぞきこむ
こいつと目があったら怖い
そ~っとのぞきこむ
チャ~ンス!今は留守
手でとって踏みつけてやりました
もうこんな怖いことはしたくないので、初期活動が大事です
したっけ
しかも、すぐ近くにはニホンミツバチがいるのに~
定期的にお越しのリンクくん
昨日から眼をシュバシュバさせて眩しそうという主訴とともにお越しです
眼に傷があるかもしれません
傷があるか否かで、眼薬が変わります
眼の傷の染色検査
傷があると染色液の点眼後、ライトを当てるとそこだけが染色されます
どれどれ~、!!
普通のデジカメではわかりませんね
電気スイッチオン
角膜がうっすら緑色になってるのがわかりますよね
ほら、そこ、そこですyo
角膜創傷です
眼が痛いので、眩しそうに目を細めているんですね
この傷の眼薬は3種類
①抗生剤
②角膜障害治療剤:パピテン
③痛み止め:硫酸アトロピン
しっかり目薬をさしてくださいね
10日後再診療となり、シャンプーも終わってきれいになってお帰りになりました
したっけ
スズメバチ女王=巣
2018年06月25日 (月)
この時期のスズメバチは必ず女王蜂
オオスズメバチ女王のこの大きさはヤバい
この時期、巣作り、働き蜂作り
この女王蜂を捕まえることは、スズメバチの巣を駆除することと全く同じ
ヒメスズメバチ女王のこの大きさはヤバい
よって、今回は42個のスズメバチの巣を駆除しました
したっけ
悪い顔しとる
突然、来ました
!?
日本大学は ある朝突然に
手紙が来たんです
当院で日大出身の獣医師は、残念ですがおりません
なぞです
が、開けてみます
例の学長名義で
謝 罪
・・・でした
当院で就職課に獣医師募集のお願いをしていたために来たんでしょうね
したっけ
もうマスコミは次の話題になってますけどね~
日本大学はもちろん、他大出身でも獣医師募集をしております
ワクチンアレルギー
2018年06月23日 (土)
生後5か月のT・プードル君、予防注射(8種混合ワクチン)にお越しです
身体一般検査をして、元気
体温ももちろんOK
注射しま~す
何事もなく、即終了
ワクチンアレルギーの説明に入ります
軽度は、じんましんや顔が腫れることがありますが、その時は元気なことが多いようです
また、触るとどこか痛いのか、キャンとなく、熱っぽい等の症状が出ることもあります
一番ひどいワクチンアレルギーは、注射後5分位でショック状態になり口の中が真っ白になり虚脱します
まるでぬいぐるみを抱いてるようにぐったり、ダラーンとなります
あまりそんな症状は出ませんが、ほっとくと亡くなることがありますので待合室で~15分はお待ちください
・・・・・、
ホントにアレルギー出てしまった
顔に覇気がない
口を開けますと
歯ぐきと舌が白い・・・・・ひどいアレルギーがでました
すぐさま緊急処置
デキサメサゾン抗ショック量をまず静脈注射
これで反応悪ければ静脈点滴でお預かりしなければ・・・
注射後20秒ほどで、
立ちあがり、良い顔になりました
すぐにオーナーのもとにお返しすると、しっぽ振って喜んで走っていました
4~5年振りでしょうか、ワクチンアレルギーのショックは
ワクチンでさえ、一瞬も油断できません
考察
①ワクチン投与は極力午前中に行い、一日自宅で観察できるような環境が望ましい
②前回のワクチンが大丈夫でも次に出ることもある
したっけ
に行ってきました
いつもは、蜂やらヤギやらの世界しか知らないとお思いの方々に
こういうところにも行くことがあるんですよ~、
稀にね
患者さんともすれ違いましたyo
世の中は狭い
ご興味のある方、どうぞ~
したっけ