前日からお電話がありました
診れますかっと
OKです
外来でお越しです
ヤギはいつもは往診でした
直でお越しは初です
主訴は、膝が曲がってあまり立たないとのこと
肩関節~球節まで全関節の曲げ伸ばし、つまり関節の可動域の検査をしました
曲げている膝関節は特には問題なさそう
肩の屈曲が上手くいってない、軋轢音(+)⇒そのため爪先立ち様の歩行か?
治療は・・・
歩行は可能なのでゆっくり歩かす
前肢のストレッチを毎日実施
肩から下の全関節を曲げたあとに、上記のように伸ばす
これを毎日お願いしました
馬術部では、馬に乗る時には朝一でこのようにストレッチしていましたyo
役に立ちましたね~
これが正しい治療法かはわかりませんが、やってみることが大事です
立つことはできるんですよね~
ゆっくりリハビリしていきましょう
今回は京都からお越しです
実家が福岡で帰省中にお越しとのこと
いつもよくお聞きする問題点
近くの動物病院(犬猫の)はヤギは診てくれない
大動物の獣医さんに相談すると『牛🐮or馬🐴専門でヤギはわからない』といわれること
本当、よくお聞きします
こちらはできるだけ診ていきますyo👍
学生時代の友人で、全国の大動物獣医師に意見を聞きながらも👨⚕️
したっけ
相方はOKです
お~ぃ、忘れもの-♪
オークどうぶつ病院けやきから転院の仔です
ワクチンにお越しです
身体一般検査中にお口チェック!
んんん?
犬歯の形がっ
左右とも形がおかしい
欠けてる?
よくお聞きすると、仔犬のときから蹄を咬ませていたらしい
そりゃ~いかん
蹄・・・これです
これは歯より硬いので、歯が確実に折れます
この『おもちゃ兼おやつ』の蹄は与えてはいけないトップクラスです
そのことをお伝えするため、この蹄を購入していました
日付見ると2001年8月6日
17年間お伝えしていましたが、またしても被害犬が出ましたyo
もちろん奥歯も見たところ
やっぱね~
とうの昔に歯は割れていて歯石が付いています、しかも左右とも🙅♀️
治療は抜歯しかありませんが、今後も要観察となりました
人も犬も猫も、歯を大切に
したっけ
シャンプーにお越しのM・ダックスのエル君(11歳♀)
シャンプー前の診察で、発情の状況をお聞きしました
6月に発情があり、その後オッパイが張って乳汁が出てきたのを舐めていたとのことです
それはまさに『偽妊娠』とよばれる、簡単にいえば想像妊娠です
そこに細菌感染したら乳腺炎になってしまいます
と、オッパイを触診すると、豆大の乳腺腫瘍が5~6個
避妊手術の重要性をさらにお話しました
翌日、手術
・・・・・、決断の速さ 🙆
まだ完全に乳腺が元に戻っていない(黒っぽく見えるところです)
避妊手術終了後、乳腺腫瘍に取り掛かります
犬は4~5対のオッパイがあります
それごとに乳腺腫瘍が発生します
黒い部分が乳腺ですから、乳頭と乳頭の間にもできます
つまり乳腺腫瘍は複数できることが多いということ!
また、その腫瘍ごとに悪性や良性と、さまざま👩⚕️
今回も摘出した乳腺腫瘍+子宮卵巣を病理組織学的検査に送付します👨🔬
早期の避妊手術で乳腺腫瘍は予防可能
避妊手術受けましょう、長生きします
したっけ
病理組織学的検査結果が来ました
ミニチュアダックスフント 11Y ♀S
1ヶ所:乳腺腺癌 低悪性度 mammary adenocarcinoma
3ヶ所:乳腺腺腫 mammary adenoma
1ヶ所:良性乳腺混合腫瘍 benign mammary mixed tumor
卵巣、子宮:著変認めず
検索した乳腺では、大小の結節性の乳腺腫瘍が形成されています。腫瘍はいずれも異型な乳腺上皮細胞の管状から乳頭状増殖と一部筋上皮の増生で構成されています。悪性とした1ヶ所では、乳腺上皮が密な増殖を示しています。また1ヶ所では軟骨化生が起こっています。
子宮では、粘膜の状態は保たれています。
卵巣には複数の黄体や発育段階を示す卵胞が形成されています。
摘出された乳腺では、複数の部位に、結節性の腫瘤が形成されていますが、いずれも良性あるいは低悪性度に分類される腫瘍です。
いずれの腫瘍も、マージン部やリンパ管への明らかな浸潤性は認められません。
摘出状態は良好で、これらの腫瘍に関しては今回の切除により、予後は良好と考えられますが、多発傾向を示していることから、新しい腫瘤の形成について経過観察をお勧めします。
卵巣や子宮には明らかな病変は認められません。
要するに、良性の腫瘍と悪性の腫瘍がありました
悪性ではありますが軽度の悪性で、手術の取り残しがないので大丈夫です
しかし、オッパイは5対あるので、それぞれに腫瘍ができるかもしれませんのでよく観察を
ということです
一安心👩⚕️
11歳のうさぎさん🐰、食べにくそうでお越しです
11歳のうさぎ・・・2倍生きてますね
貫禄充分
あ~ん
wow
牧草がつまってます
⇒食欲は十分
暴れないように、腰の骨を痛めないように、慎重に歯切り
高齢なので骨が脆いはずですからね
無事終了🙌
したっけ
気になるということでお越しのオーじろう君です
とてもおとなしいので局所麻酔で摘出をお勧めしました
最近、局所麻酔手術が多いような気がします
数日後決断されて、
毛刈り開始
約3分で終了
もちろん、病理組織学的検査に送付します
したっけ
結果が来ました
6Y ♂C
皮膚腫瘤:皮脂腺腫 sebaceous adenoma
摘出された皮膚では、真皮において、結節性の腫瘍病変が形成されています。腫瘍は、細胞質に脂肪滴を含む皮脂腺細胞の小葉状増殖から成り立っています。腫瘍細胞は比較的均一な大きさを示し、個々の細胞に悪性所見は認められません。
摘出された皮膚の腫瘤は、皮脂腺由来の良性腫瘍です。病変は表層部に限局して腫瘍の境界は明瞭で、摘出状態は良好です。今回の切除により予後は良好です。
要は、取り残しがなく良性の腫瘍ということです
一安心🙆♂️
犬のソ径ヘルニア ④
2018年08月06日 (月)
ソ径ヘルニアを甘く見てはいけません
①ヘルニアの中に
膀胱がでていて尿が出なくて瀕死な状態だったり
②以前からヘルニアを指摘していましたが、治療せずにいて妊娠
難産から死産に
③チワワで巨大化して歩行困難に
大きくなればなるほど手術でも治癒が困難になっていきます
小さいうちに治療しましょう
したっけ
猛暑で蚊も飛ばないという・・・
でもノミは健在
以前にもまして猛威
猫の診察です
尾根部の脱毛と全体のかゆみです
色落ちしていますよね
かき分け、かき分け
色落ちじゃない、脱毛して地肌が見えているんです
ココだけ脱毛と、全体のかゆみ・・・
ノミアレルギー
外出しない猫だそうですが、
ノミアレルギー
ノミの姿が見えねども
ノミアレルギー
ノミは人が運び込みます
靴や靴下、ズボンにくっついて
ノミの唾液が1敵でも入るとアレルギーが出ます
ノミは素早くて見ることが困難で
更に今回は、特に今回はクロネコ・・・
見えるわけありませんyo
続きまして来院、白い犬
全身かゆい、ノミがいるんじゃないかと・・・という主訴
体を触診、一瞬ノミを見た気がしました
気のせい??
よ~く体を診てみます
おおっ、黒い粉が無数で、
ノミの糞
かなり無数です
この糞に水を垂らして擦ってみてください
赤くなります
血の糞です
ノミとダニは100%予防駆除できます
治療ではなく予防しましょう
したっけ
犬のソ径ヘルニア ③
2018年08月04日 (土)
体の中心から切開して、左右のソ径輪を〆ます
ありました、ヘルニア
しかし、穴を閉じるだけでは治癒しません
まずは、ヘルニアの中身を包んでいる『ヘルニア嚢』を探し出して切除
摘まんでいるのがヘルニア嚢
次に、ヘルニア輪の確認
下の鋏が穴に入っていきます:右横の黒いのはソ径から出ている大腿動静脈
太い血管も確認して、
脱出していた中身:内臓脂肪を元に戻す
そして縫合で左右それぞれ終了
フラットになりましたね
見た目は成功!
この後の確認は、股動脈圧の確認と歩様の確認
ソ径輪の〆すぎで血行障害と神経の圧迫がないか否かを確認するのです
しかし、両方ともにOKでした
2日後には走って退院していきましたよ (*^_^*)
したっけ
F・ブルのチェリーアイ
2018年08月03日 (金)
2~3日前から眼が赤いという主訴です
目に傷かな?
眼が大きい犬種だし
F・ブルあるあるですし
・・・!!
瞬膜腺腫です
F・ブルあるあるです
これは瞬膜腺という第三眼瞼(上下の瞼以外のもう一つの瞼のこと)にある分泌線が腫れて反転してる病気です
治癒には手術が必要となることが多いです
瞬膜腺腫は外観からさくらんぼのように見えるので『チェリーアイ』と呼ばれます
へぇ~
今回は非ステロイドの点眼液を処方しました
これでダメなら手術です
したっけ