肛門の手術

2019年03月04日 (月)

FNA検査の結果、肛門嚢腺癌だった仔の手術です

 

MRI検査に他院に行かれたため、そちらで手術かと思っておりましたらこちらでとのことです

 

責任重大!

 

 

 

この切除です

 

毛刈りを広く行い浣腸して便を全部出し、肛門の巾着縫合し手術です

 

 

 

前回より幾分か大きくなった感じがあります

 

直腸に密着してなければいいが・・・、

 

 

 

 

丁寧に、丁寧にゆっくりあせらず腸を傷つけず切除

 

 

 

 

 

腫瘍がコロっと取れました

 

 

 

 

もちろん病理組織学的検査です

 

 

9Y ♂C
肛門嚢腺癌 anal sac gland carcinoma
右肛門嚢では、肛門嚢に接して、結節性腫瘍性が形成されています。腫瘍は、充実性から一部管状の配列を示す上皮細胞の増殖から成り立っています。腫瘍細胞は、類円形から楕円形の異型核と、好酸性細胞質を有し、軽度から中程度の大小不同を示しています。分裂像は7個/10高倍率視野です。
肛門部から摘出された腫瘤は、肛門嚢腺由来の悪性腫瘍です。一部で最小限のマージンでの切除となっていますが、腫瘍の境界は比較的明瞭で、マージン部や明らかな脈管内への腫瘍細胞の浸潤は認められません。
しかし、肛門嚢腺癌は悪性度の高い腫瘍であり、リンパ節への転移が好発します。引き続き、局所の状態や腹腔内のリンパ節への転移について、経過には注意が必要です。

 

 

 

3日後には無事に退院していきました🤗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

anal sac gland carcinoma…

this carcinoma can spread to some lymph nodes.