肛門の腫瘍

2019年11月23日 (土)

肛門にシコリができてお越しです

 

12歳去勢済みのヨーキーくん、元気です

 

Φ8mmくらいで、針生検しましたところ、

 

 

 

イヌ ヨークシャーテリア 12Y ♂C

肛門周囲腺由来の病変
血液成分を背景に、上皮細胞が集塊状に多数得られています。比較的広い細胞質と円形や卵円形の核を有しており、核に顕著な大小不同や異型性は認められません。また、好中球と細胞質が空胞化した円形や類円形のマクロファージが散在しています。
肝細胞様の形態を呈する上皮細胞が多数得られていることから、肛門周囲腺由来の病変と考えられます。悪性度の正確な評価には、周囲組織やリンパ管への浸潤性を組織学的に確認する必要がありますが、細胞異型性は乏しく、良性の肛門周囲腺腫や過形成が疑われます。

 

 

 

 

 

とい結果で、悪性度は低そうでした

 

しかし、次第に大きくなってきましたので、良性でも大きくなって排便困難になる可能性もお話ししまして、手術となりました

 

 

 

 

 

 

 

肛門は便が出ないように巾着縫合しています

腫瘍は肛門の右斜め上にあります🕐

 

 

 

 

肛門付近は敏感な所ですから、しっかりと痛み止めを効かせています

 

排便障害にならないように慎重に手術開始です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

mass around the anus

gradually getting bigger