オークどうぶつ病院けやき 副院長の前谷です。
以前に腎臓病を早期に診断する外注検査『IDEXX SDMA』についてご紹介させていただいておりました。
そのSDMAが、1月下旬より院内の検査機器で迅速に診断できるようになりました。
ワンちゃんでは「10頭に1頭」、猫ちゃんでは「3頭に1頭」がかかってしまうと言われている「慢性腎臓病」。
残念ながら治る病気ではありませんので、いかに早い段階で見つけてあげられるかが最も重要となります。
やせて食欲が落ちてしまうほど進行した状態で見つかると、毎日のように点滴に通ってもなかなか調子が回復しないこともあるのです。
そういった意味では、クレアチニンなどの他の血液検査項目や尿検査と併用することで、より早い段階で詳細な腎臓の検査が可能となります。
通常の検査と同じように10〜15分で検査結果が出るようになりましたので、後日お電話でご報告しなくて良くなりました。
やせてしまうことが多い慢性腎臓病のワンちゃん、猫ちゃん。
やせて筋肉量が少ないと、腎臓病の数値である「クレアチニン」は思ったほど上がらず、病気を過小評価してしまいます。
やせている腎臓病の子の治療がうまく行っているかどうかのモニターとしても使用できますので、定期的にチェックすることをオススメします。
オークけやきのアイドル、チェリーちゃんも腎臓病になってしまいまして、定期的に皮下点滴を行っています。
先日、院内で検査した検査結果を載せていますが、治療経過は良好です♪
SDMAをはじめ、クレアチニンやBUNといった腎臓の数値が10月よりも良くなっているのが一目瞭然ですね!
このままずっと元気に過ごして欲しいと思います。。。