膣の腫瘤

2020年05月19日 (火)

 

突然出てきたとのことです

 

避妊していない推定12歳のワンちゃん

 

性ホルモン性疾患の病気です

 

避妊手術と摘出術をお勧めしました

 

 

膣を切開して腫瘤の基部を切除

 

出血が多いので嫌な箇所ですし、痛そうな箇所です

 

もちろんバッチリ痛み止め

 

 

 

避妊手術は今回の腫瘤も含め、様々な病気の予防に大切です

 

今までのこの病気の写真もどうぞ

 

 

 

コーギーになると腫瘤も大きくなります、悪性でした

 

 

 

擦れて出血して気付く方も多いです

 

 

 

共通しているのは避妊手術していない老犬です

手術するのも危険なほどの老犬もいますので、若い時に避妊手術で予防しましょう

 

 

そして検査結果は、

イヌ雑種12Y ♀

膣ポリープ vaginal polyp
膣から切除された組織では、ポリープ状に隆起する病変が形成されています。病変部では、粘膜下において豊富な紡錘形細胞の束状から不規則な疎な増殖で構成されています。紡錘形細胞間には膠原線維や大小の血管が混在し、個々の細胞は均一な形態を示しており、悪性所見を示す細胞の増殖は認められません。
膣の病変は、膣ポリープと診断されます。未避妊の雌犬に好発することから、性ホルモンに依存した病変と推察されています。
検索した組織では、悪性所見は認められず、この病変に関しては、今回の切除により予後は良好と考えられますが、性ホルモンの影響により、同様の病変がしばしば多発することから、新しい病変の形成について経過観察をお勧めします。

 

 

 

 

 

良性でよかった

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

contraceptive surgery is important.