猫の腸閉塞 / intestinal obstruction in a cat

2020年10月29日 (木)

昨日から食欲なく吐いている、ということでお越しです

 

毎月、ブロードラインのためお越しの常連さんです

 

その時から、マットをよく齧って遊んでいる、と言われていました

 

それが頭をよぎる・・・

 

 

 

血液検査とレントゲン検査、腹部超音波検査実施

 

吐く理由の肝腎膵炎は血液検査では正常

レントゲンと超音波検査では腸に異常が示唆され、バリウム造影検査にて空腸に異物あり

 

診断:空腸腸閉塞

 

 

手術開始です

 

 

ウレタン様のマットを発見し、摘出

 

取った瞬間から、それまで詰まっていた胃腸液がドドドっと流出

 

 

指示糸をかけて、縫合開始

 

 

手術のポイント

 

①腸切開は長軸に切ります

 

 

②しかし、縫合は短軸に

 

 

③こうすることで腸管の狭窄を予防するのです

 

④縫合終了後には腸管内に注射で点滴を入れて、漏れていないかの検査をします

 

 

ふむふむ、漏出はなし

 

⑤大網で切開部位をくるんで、万が一の漏出に備える

 

⑥胃腸液などが腹腔内に入ったかもしれませんから、腹腔洗浄

 

⑦閉腹で終了

 

 

 

翌日から嘔吐なく、フードを食べ始めました

 

⑧これで腸の離開はないなと思いながら一安心します

 

 

 

 

 

 

この⑧が最も大切ですyo

 

 

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

be careful that dogs and cats eat but the foods.