犬の膣の腫瘍③ / a dog vaginal tumor Ⅲ

2021年04月26日 (月)

その病理検査結果です

 

イヌ雑種12Y ♀ 卵巣・子宮 腟(4ヶ所)

膣ポリープ vaginal polyp
卵巣:平滑筋腫 leiomyoma
傍卵巣嚢胞 periovarian cyst
子宮:著変認めず

膣ポリープ
膣の4ヶ所のポリープ状の組織では、粘膜下において豊富な紡錘形細胞の不規則な束状の増殖が起こっています。表層部は一部で潰瘍を示し、好中球や形質細胞の浸潤や肉芽組織の増生が認められます。

片側の卵巣では、小型の結節性の腫瘍が形成されています。腫瘍は、束状配列を示す紡錘形細胞の増殖で構成されています。腫瘍細胞は豊富な好酸性細胞質と均一な楕円形核を有し、分裂像はほとんど認められません。また両側の卵巣には、嚢胞形成が認められます。
子宮では、内膜はわずかに嚢胞状を呈していますが、内膜の状態は保たれています。

4ヶ所の膣の腫瘤は、膣ポリープと診断されます。性ホルモンに依存した病変と推察されており、非腫瘍性の病変で、また同時に避妊手術も行われていることから、今回の切除により予後は良好と考えられます。
片側卵巣には、平滑筋由来の良性腫瘍が認められます。腫瘍は小型で、卵巣実質内に限局しており、今回の切除により予後は良好です。また両側の卵巣では、嚢胞が形成されていますが、偶発的に見つけられる非腫瘍性の病変です。
子宮には明らかな病変は認められません。

 

 

 

 

やはり、避妊手術していないことが原因の、膣ポリープと卵巣の腫瘍と嚢腫

 

 

老齢の全身麻酔は危険が伴います

しかし、老齢動物がこのような病気になります

しかも、お金も若い動物に比べてかかります

 

 

健康で長生きのためには避妊手術や去勢手術が重要ですyo

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

したっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

what I learned this time.

neutered surgery is important.

that’s all.