オス猫の去勢手術とは、精巣を摘出して子供を作れなくする不妊手術のことです。
手術をすると子供は一生できなくなりますが、マーキング・尿スプレーやマウンティングなどの問題行動の
対策につながりますので、オス猫も去勢手術をオススメしております。 

去勢手術をするメリット・デメリット

 

メリット:問題行動の予防・治療として

オス猫の問題行動には、攻撃性(咬みついたり怒りっぽいなど)、マーキングや尿スプレー(家の中の家具などにあちこちおしっこをかけて回る)などがあります。

 

そのような問題行動は、覚えてしまう前に去勢手術を行うことで100%近く予防できると言われています。一度覚えてしまってからの改善効果も、例えばマーキング・尿スプレーでは80%以上の改善効果があると言われていますので、問題行動の治療の方法としても有効と考えられています。お困りの方は、お気軽にご相談ください。

 

 

デメリットその1:体重増加・肥満の問題

デメリットは少ないですが、去勢をすることで男性ホルモンが減り、脂肪がついてコロンとした体型になり
やすくなります。去勢手術後は、低カロリーの去勢手術後用のフードを与えることを推奨しています。

 

 

デメリットその2:尿路結石・下部尿路疾患のリスク

オス猫の去勢手術後は、尿路結石・下部尿路疾患のリスクが高くなると考えられています。手術後には、尿路結石・下部尿路疾患に対応したフードをオススメしています。病院では、避妊・去勢を終えた猫ちゃん用のフードも取り扱っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

去勢手術をする時期

全身麻酔をかけますので、できるだけ若くて元気なうちに手術を受けることがオススメです。
手術の時期としては、生後6ヶ月以降であればいつでも可能です。
診察をした上で手術日程を決めますので、一度ご来院ください。

 

 

オス猫の去勢手術の料金

当院では、術前に必ず血液検査を行い、麻酔をかける上で大きな異常がないことを確認してから手術を
行っております。オス猫の去勢手術は通常日帰り手術となります。
オス猫の去勢手術の基本料金(術前血液検査・麻酔費用含む)は以下の通りです。

 

精巣が陰嚢(ふくろ)の中に降りてきてない場合もあります。皮膚の下にある場合と、お腹の中にある場合(開腹手術となります)では、手術料金が異なります。

 

高齢猫や追加手術、歯石除去を同時に行う場合などは、下記の料金に加えて追加料金がかかる場合がありますのでご注意下さい。

 

去勢手術
体重など 入院 料金
体重にかかわらず 日帰り ¥16,000~

(料金は税抜き)

 

皮下・陰睾摘出術
症状 入院 料金
精巣が降りずに皮下で止まっている場合 日帰り ¥20,000~

(料金は税抜き)

 

腹腔内・陰睾摘出術
症例 入院 料金
お腹の中に精巣が止まっている場合 日帰り ¥25,000~

(料金は税抜き)